天人湖遊憩區のお花畑

天人湖遊憩區で、澎湖(ポンフー)随一のお花畑を見に行こう!

ダイチ
今回紹介するお花畑が見られるのは、毎年旧正月の時期から3ヶ月ほどの期間ですので、ご注意くださいね。

澎湖は山がなく風が強い島のため、木が生い茂っている場所はほとんど見あたりません。

そんな澎湖のなかでは珍しく森が広がっているのが「天人湖遊憩區(tiān rén hú yóu qì qū|ティエンレンフー ヨウチーチュー)」です。

天人湖遊憩區は、主に湖・草原(お花畑)・森林の3つのエリアに分かれており、ここには島とは思えない豊かな環境があります。

なお、天人湖は天然の湖ではなく人工の湖です。澎湖の冬は雨がほとんど降らず水が不足するので、冬のかんがい用水を確保するために作られました。

この時に出てきた土は周辺の丘として再利用されています。また、作業には主に台湾の徴兵があたったようです。

さて、天人湖で注目したいのは、二つのハートが重なった形をした石のオブジェです。

これは湖を掘った際に出てきた石を再利用して作られたもので、澎湖の「七美(qī mĕi|チーメイ)」という離島にあるダブルハートの石滬(スーフー|魚を捕まえるための伝統的な罠|正式名称:雙心石滬)を模したものです。

澎湖と言えばこの雙心石滬が紹介されるのがお決まりなのですが、本物の雙心石滬を見るためには澎湖本島から船に乗って片道2時間もかけなければなりません。

一方で天人湖は馬公市内から車で10分の場所なので、七美まで足を伸ばせない方にとっては嬉しいかもしれませんね。

また、雙心石滬がある湖の裏にはもう一つの湖があり、こちらの湖の中ほどには3匹の大きな亀の彫刻があります。

これらは湖を掘った時に出てきてどうしても動かすことができなかった岩を掘って作られています。

そして、天人湖の南に広がっている1.8ヘクタールの草原(名称:水波意象)には季節に合わせたお花畑が作られ、訪れる人の目を楽しませてくれます。

2017年の1月からはペチュニアを中心としたカラフルなお花畑になっています。澎湖では、冬の間は潮をふくんだ強風のせいであたり一面が茶色になってしまうため、この季節にカラフルなお花畑があると温かな気持ちになります。

天人湖遊憩區で、澎湖(ポンフー)随一のお花畑を見に行こう!

天人湖遊憩區で、澎湖(ポンフー)随一のお花畑を見に行こう!

天人湖遊憩區は原生のものではありませんが、夏は涼しく冬は暖かいという澎湖では珍しいビオトープになっています。

また、庭師さんの手がしっかり入っているので澎湖で見られる様々な植物を一度に見られるのも魅力の一つです。

竹灣小学校の調査によると70種類もの植物が発見されており、澎湖のシンボルになっている「天人菊」「仙人掌(サボテン)」「風茹(お茶の原料)」のほか、澎湖の固有種もあることが分かっていますよ。(参考:馬公天人湖踏查成果

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澎湖(ポンフー)の天人菊
天人湖遊憩區で、澎湖(ポンフー)随一のお花畑を見に行こう!
天人湖遊憩區で見られるサボテン

澎湖は離島なので海のイメージが強いかもしれませんが、こんな場所もあるんですね。冬の風や夏の暑さに疲れた方には特にオススメのスポットです。

さらに、2017年1月28日から2月15日までの期間限定ですが、園内を一周する電動三輪車も登場します。

天人湖遊憩區で、澎湖(ポンフー)随一のお花畑を見に行こう!

無料試乗体験のため、乗車料は無料です。この期間に訪れる方はぜひお試しください。(参考:世界最美麗海灣 【菊島綠能】 高達電動低碳車逗陣來相挺

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