澎湖(ポンフー)でレンタカーを乗り回そう! 借り方・注意事項徹底ガイド

【個人旅行者必読!】澎湖(ポンフー)でレンタカーを借りる方法と注意事項を徹底解説

「澎湖(ポンフー)」は元々、台湾人にとってリゾートアイランドとして知られていましたが、ここ数年は日本人や香港人などの外国人観光客も増えてきています。

澎湖県政府も国際化を目指し、各国の花火師が参加する海上花火大会やトライアスロン、マラソンなど様々な国際大会を開催しています。

【個人旅行者必読!】澎湖(ポンフー)でレンタカーを借りる方法と注意事項を徹底解説
澎湖(ポンフー)では四季を問わず様々な国際イベントが開催されている。

そんな魅力的な澎湖諸島を、自由気ままに楽しむには、やっぱりレンタカーがおすすめです。

そこでこの記事では、日本人旅行者が澎湖で安心してレンタカーを借りるための方法をご紹介します!

タプリ
(澎湖でレンタカーを借りて運転したい人は、必ずこのページを読んでね!)

自由気ままな旅を楽しむならレンタカーがおすすめ!澎湖(ポンフー)で車を借りるメリットとデメリット

国際化を掲げて観光地整備を急ピッチで進めている澎湖(ポンフー)ですが、実はある問題が。

それは…

ダイチ
外国人が使える交通機関が不便過ぎる!

という問題です。

例えば、路線バスは本数が少なすぎるので観光利用には適していませんし、観光バス「台湾好行」も2023年2月の時点では1日に1本しかありません。

※ルートは2つですが、どちらも1日1本のみ。

【個人旅行者必読!】澎湖(ポンフー)でレンタカーを借りる方法と注意事項を徹底解説
澎湖(ポンフー)の観光バス「台湾好行」の路線図。主要な観光名所に行くことができるが、本数が少ないという問題がある。画像をクリックすると公式サイトが開きます。

しかし、それでもまずはお気軽に澎湖の観光スポットに行きたい! という場合は「台湾好行」は便利です。実際に載ってみたレポートをブログ記事にしましたので、ぜひご覧になってください。

そのため、澎湖ではレンタルバイクを借りるのが一般的ですが、バイクに慣れていないほとんどの日本人にとって、外国の田舎でバイクを運転するなど恐怖そのものです。

【個人旅行者必読!】澎湖(ポンフー)でレンタカーを借りる方法と注意事項を徹底解説
愛犬タプリも最初は怖くてスクーターにおとなしく乗ることができなかったが、今はどこに行くときも自分からスクーターに乗るようになった。

そもそも、台湾では50ccのバイクはほとんど生産されていないため、澎湖のレンタルバイクはほとんどが100cc以上。

ダイチ
ってことは、中型バイク免許がないとバイク借りられないじゃん!
ルル
でも、ほとんどの日本人は50ccまでのバイクしか運転できないですよね…。

となると、運転免許がなくても乗れる電動バイクしか交通手段を選べません。

【個人旅行者必読!】澎湖(ポンフー)でレンタカーを借りる方法と注意事項を徹底解説
澎湖(ポンフー)では電動バイクの貸し出しも多い。免許なしで乗れる機種もあるので外国人観光客にはうってつけだ。

しかし、3人以上の場合は電動バイクは少し不便です。また、免許なしで乗れる電動バイクは最高速度が30kmのため遠出をするのには向いていません。

さらに、澎湖の旅行シーズンである4月〜9月は夏真っ盛り! バイクだと暑さで体力が奪われてしまうことも。

以上のことから…

ダイチ
レンタカーを借りる最大のメリットは、自由に、かつ快適に澎湖旅行を楽めるということです!
【個人旅行者必読!】澎湖(ポンフー)でレンタカーを借りる方法と注意事項を徹底解説
アメリカやカナダで展開している「car2go」というカーシェアリングサービスは、カナダで暮らしていた時期によく利用した。個人的に澎湖(ポンフー)でもぜひ展開してほしいと思っているサービスだ。

ただ、デメリットもあります。

ルル
台湾でレンタカーを借りるには、JAFや交流協会で中国語に翻訳した資料を事前に作成する必要があります!

手続きには2週間かかるため、これが澎湖でレンタカーを借りる際の最大のデメリットになります。

他にも、いろいろあります。

  • インターネットで予約できるお店がほぼない。
  • あっても日本語のサポートがない。
  • きちんと整備されたレンタカーでない場合がある。
  • 外国人だからと言って返却時に難癖をつけて多額の賠償金を請求される。

これらは、ラブポンフーが実際に経験したトラブルの一部です。

もちろん、最終的には穏便な解決に至りましたが、そういったトラブルを経験することで、この島で生きていく術を身につけてきました(しみじみ…)。

澎湖(ポンフー)でレンタカーを借りる方法

  • ラブポンフーのサービスで予約する
  • kkdayで予約する
  • ホテルや民宿で予約する
  • 直接レンタカーショップに行く

ラブポンフーのサービスで予約する

いきなり手前味噌で恐縮なのですが、手っ取り早いのはラブポンフーのサービスでレンタカーを予約してしまうことです。

手数料は無料ですし、日本語で予約の手続きやフォローをしております。

なにより、数ある業者のなかから信頼できるお店のものだけを手配していますので、安心です。

さらに、通常は予約時に代金の支払いが必要ですが、ラブポンフーでは特別に当日払いがOKになっています。

その代わり、基本的にはキャンセルはできない予約となりますので、万一キャンセルとなる場合はお早めにお知らせくださいね。

直前キャンセルがあると次の方が借りられなくなる恐れがありますので、ご協力をお願いいたします。

kkdayで予約する

インターネットで予約してクレジットカードで支払いがしたいという方は、kkdayがおすすめです。

ただ、予約自体は日本語のウェブサイトでできますが、現地に到着してからのやりとりは中国語です。

澎湖は英語を話せない人も多いので、よほど言葉に自信がない方以外は、トラブルを防ぐためにラブポンフーの予約サービスをご利用ください。

kkdayでレンタカーを予約する【個人旅行者必読!】澎湖(ポンフー)でレンタカーを借りる方法と注意事項を徹底解説

ホテルや民宿で予約する

ほとんどの場合、現地に到着してからホテルや民宿でレンタカーを予約することもできます。ただ、繁忙期の場合は直前の予約だと空きがない可能性もありますので、やはり事前に予約したほうが無難です。

また、シェラトンやMFホテル、長春などの大手であれば日本語の通じるスタッフがいますが、一般的なホテルや民宿の場合は英語すら通じない場合もありますので、その場合は中国語が話せることが前提になります。

直接レンタカーショップに行く

「何でも自分でやりたい!」というチャレンジ精神旺盛な方で、中国語が話せる場合はこの方法がおすすめです。ただ、市内から離れたホテルや民宿の場合は徒歩圏内にレンタカーショップがない場合もあるので事前に調べておきましょう。

レンタカーの料金体系や支払い方法

澎湖(ポンフー)のレンタカーの料金は、24時間または5時間単位での計算となります。

それをふまえてレンタル開始時間と終了時間を決めると、おトクに利用できます。

お店やシーズン、車種によって異なりますが、5人乗りのセダンだと24時間で1,600〜1,800元が相場です。

具体例を示すと、次のような感じです。

  • 9時〜17時:24時間の料金(5時間以上24時間以内なので)
  • 9時〜翌日9時:24時間の料金(ちょうど24時間なので)
  • 9時〜翌日14時:24時間+5時間の料金(24時間以上5時間以内なので)
  • 9時〜翌日17時:24時間+24時間の料金(翌日の利用時間が5時間以上24時間以内なので)
  • 空港や民宿までの送迎:往復500元〜600元
  • 利用時間を超過した時は、1時間単位で計算

支払い方法は、現金が基本です。澎湖旅行では多めの現金を準備しておきましょう。

レンタカーを借りるときに必要なもの

  • パスポート
  • 中国語に翻訳した運転免許証
  • クレジットカード(支払いに不要な場合でも)

上記の3つがあればレンタカーを借りられます。受け取りの際に上記資料を渡して必要書類に記入すればOKです。

ちょっとやっかいなのが中国語に翻訳した運転免許証です。これは事前にJAFや交流協会で中国語に翻訳してもらう必要があるので、出発の2週間前までには手続きをしなければなりません。

詳しくは、JAFのウェブサイトをご覧ください。

日本の運転免許証を台湾で使うための中国語翻訳文について | JAF

なお、澎湖(ポンフー)では慣習上、国際免許証でもレンタカーを借りられる場所が多く存在しますが、厳密に言うと国際免許証は台湾では使用できません(台湾は国際免許証を発行するジュネーブ条約を締結していないため)。

万が一の際にトラブルになる恐れがありますので、必ずJAFや交流協会で翻訳した免許証を持参しましょう。

クレジットカードはレンタカーの支払いに使わない場合でも必要なことがあります。

これはデポジットのようなものですね。駐車料金の支払いをしないで車を返却した場合や、車を損傷させた場合など万一の時のために必要です。

クレジットカードが必須であるかどうかは、店舗によって異なりますが、ラブポンフーでご紹介しているショップの場合は必須です。

レンタカーを借りる手順

  1. パスポート、中国語に翻訳した免許証、クレジットカードをスタッフに手渡します。
  2. 必要事項に記入します。
  3. 車に乗る前に、車体にキズやヘコミがないかスタッフと一緒に確認します。
  4. 万一、キズやヘコミがあった場合はスタッフに確認して必要書類にメモします。
  5. ガソリンが満タンになっているか確認します。
  6. 問題なくエンジンをかけることができればOKです。

この流れは日本でレンタカーを借りる際と同様ですね。

レンタカーのキズやヘコミを確認するときは、スマホでぐるりと車体を録画するのがおすすめです。

レンタカーを返却する場合は、ガソリンを満タンにしてからレンタカーショップに行ってください。

なお、レンタル時に満タンでなかった場合は、満タンで返す必要はございません。ご自身が必要な分だけガソリンを入れてください。

ちなみにレンタルバイクは満タン返しではないので、借りたらすぐにガソリンを入れに行くのが普通です。

レンタカーの保険について

澎湖(ポンフー)のレンタカーについている保険には要注意です。日本とは異なり対人保険のみとなります。

これは澎湖の慣習上のもので、どのレンタカーショップに行っても対人保険しか付いていません(もし対物保険をつけたレンタカーショップをご存知の方は教えてください?‍♂️)

そのため、対物などについては対象外となります。レンタカーの運転にはくれぐれもお 気をつけくださいね。

レンタカーの装備についてのよくある質問

  • カーナビは付いていますか?
    ご予約時にお伝えいただければ追加可能です。その場合は追加料金(200元〜)がかかります。
  • Bluetoothに繋げて音楽は聴けますか?
    基本的には、そのような装備はございません。ケーブルで繋げて聴くこともできないので、必要な方はシガーソケットに挿してラジオの電波で聴く製品をご持参ください。
  • 走行距離制限はありますか?
    特にそのようなルールはございません。
ダイチ
実際にお寄せいただいたご質問にお答えしています。ただ、時期や車種、ショップによって異なる場合がございますので、参考にとどめてくださいね。

澎湖のドライブで気をつけるべき交通ルールや注意点

右側通行での運転になれるコツは、左側に見える中央線をしっかり見ることです。日本の教習所では「自分が道路の真ん中を走っているような感覚で」と言われた覚えがありませんか?

右側通行の場合は、自分が道路の真ん中を走っている感覚でいると大変なことになります。常に左側の中央線を意識していると車線からはみ出さずに運転できるようになりますよ。

【個人旅行者必読!】澎湖(ポンフー)でレンタカーを借りる方法と注意事項を徹底解説
澎湖(ポンフー)の道路に寝転がる犬。微笑ましいけど慣れていないとちょっと危なっかしい。

交通事故多発地帯について

上記地図の赤線部分は交通事故多発地帯です。澎湖県政府警察局が発行した資料を参考に作成いたしました。もちろん、赤線以外の部分でも安全運転でお願いしますね。

市内は混み合っており、一方通行も多いのでご注意ください。また、人、バイク、車を問わず飛び出し、ウィンカー無しでの方向転換、ふらつき運転、よそ見運転など散見されますので、十分ご注意ください。

ダイチ
ぼく自身もウィンカー無しでの方向転換であやうく追突しそうになったことや、よそ見運転していたバイクに後ろから突っ込まれた経験があります。

特に観光シーズンには観光客が運転するバイクが増えます。観光客は道に慣れていないため、よそ見運転や急停車をすることがあります。

ちなみに地元の人のバイクと観光客のバイクを見分けるのは簡単。同じ色のヘルメットをかぶった集団は観光客です。

郊外は交通量が少ないですが、スピードの出しすぎにはお気をつけください。

駐車について

  • 赤い線:駐停車禁止
  • 黄色い線:駐車禁止
  • 白い線:駐停車可
  • 市内の駐車場の料金:1時間あたり20元(夜間は無料)

道路の赤い線は駐停車禁止エリア、黄色い線は駐車禁止エリアです。駐車をされる場合は、白い枠内か、白い線のエリアにしてください。

白い枠内に駐車した場合、日中は駐車料金が必要となります。料金は1時間あたり20元で、ワイパーに請求書が挟まれます。レンタカーを返す前に、請求書を持ってコンビニでご精算ください。

なお、最初の30分間は無料です。

【個人旅行者必読!】澎湖(ポンフー)でレンタカーを借りる方法と注意事項を徹底解説
澎湖(ポンフー)の有料駐車場に駐車した際に貼られる料金徴収書。これを持ってコンビニで駐車料金を支払うシステム。

郊外に行くとほぼ白線のみになりますので、駐車場所に困るということはほとんどありません。

事故やトラブルの対処法と連絡先

もしレンタカーの運転中に事故に遭ってしまった場合は、すぐに警察に連絡してください。番号は、日本と同じ「110」です。

ラブポンフーで手配をしていた場合は、ラブポンフーへもご連絡ください。連絡先はご予約時にお知らせしております。

日本台湾交流協会が提供している「緊急連絡先」も役に立ちます。

緊急連絡先 | 公益財団法人日本台湾交流協会

澎湖(ポンフー)は狭いので、地元の人はだいたい警察に知り合いがいます。下手に自分たちだけで事を済まそうとすると厄介なことになるかもしれません。

大抵の場合、日本人にトラブルがあった場合はラブポンフーの私達が警察に協力しております。

その場合はラブポンフーのサービスを利用していようが、いなかろうがご協力いたしますのでご安心ください。

良い旅を!

それでは、レンタカーでの澎湖(ポンフー)旅行をお楽しみください。レンタカーは大変そうと思われた方は、ぜひラブポンフーのガイドサービスをご利用くださいね!

お気に入り