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一度は見たい! 七美のダブルハート石滬は澎湖(ポンフー)を代表する絶景!

一度は見たい! 七美のダブルハート石滬は澎湖(ポンフー)を代表する絶景!

日本人にはあまり馴染みのない澎湖(ポンフー)ですが、台湾人にとっては日本人にとっての沖縄のような定番の旅行先。そんな澎湖のシンボルとして誰もが思い浮かべるのが「雙心石滬(shuāng xīn shí hù|スアンシン スーフー)」です。日本語では「ダブルハート石滬(スーフー)」と訳されることが多く、「七美(チーメイ)」という離島で見ることができます。

ダブルハート石滬とは、その名の通り2つのハートが重なった石滬で、このハートが生み出す美しい姿を見ようと大勢の旅行客が訪れる名所です。残念ながら日本ではまだまだ知名度が低いのですが、台湾にこんな場所が有るなんて知ったら多くの方が一度は見てみたい! と思うのではないでしょうか。今回は、そんなダブルハート石滬についてご紹介いたします。

潮が引いた時にだけ現れる2つのハートが生み出す絶景

実は澎湖(ポンフー)の海にはたくさんのハートが散りばめられています。その正体は、魚を捕まえるための石滬という漁業用の石垣。しかしそのほとんどは上空からでしか見ることができないため、何も知らなければハートの存在にすら気づきません。

ところが、七美のダブルハート石滬は崖の下にあるため、その美しい造形を誰でも簡単に楽しむことができることから大人気の観光スポットに変化を遂げました。しかし、注意しないとならないことが1点だけあります。それは、この光景が見られるのは潮が引いた時に限られるということです。タイミングが合わないと出会えない…。まるで人と人との出会いのようですね。

朝焼けの時にだけ見られる奇跡の光景も!

海の中で寄り添うハート型の石垣はロマンチックそのもの。特に朝焼けでピンク色に染まる光景は恋人同士なら絶対に見たい絶景ではないでしょうか。 

また、日の出とダブルハートが産み出す光景も見逃せません。ダブルハート石滬をはっきりと見られる場所は東側の丘の上にあるため、日の出を見るにのにも適しているからです。さらに運が良い時には、台湾本島から顔を出す日の出を見られることもあるんですよ。
ダブルハート石滬と朝日
台湾の影から昇る朝日

ただし、ピンク色に染まるダブルハート石滬も、台湾本島からの日の出も、様々な条件が揃っていないと見ることができない貴重な現象。この現象を両方とも見ることができたカップルは永遠に幸せになれる…なんて伝説はありませんが、あってもおかしくないと思いませんか?

具体的には、ピンク色に染まるダブルハート石滬は、次のような条件を満たしている時に見られる可能性があります。

  • 日の出の30分前から5分前ごろまでの時間
  • 潮が引いていてダブルハート石滬が海面に出ている
  • 空全体に薄い雲が張っている

日の出の時間に潮が引いているのは農暦(旧暦)の15日〜18日ごろの大潮の時だけなので、毎月4回チャンスが有るかないかといったところでしょう。

また、台湾本島からの日の出を見るには空気がスッキリと澄んでいる必要があります。澎湖から台湾までの海で雨が降るなどして空気が洗われた時に期待できますよ。

そもそも、石滬(スーフー)ってなに?

ところで、このダブルハート石滬とはいったい何なんでしょうか?

元々の名前である「雙心石滬」の「雙心」とは、日本の漢字にすると「双心」、つまり「2つのハート」のことです。後ろ側の「石滬」は、スーフーと発音し、石でできた漁具を意味します。

雙心の部分は分かったとしても、石滬の方はちょっと理解しにくいかもしれません。魚を捕まえるために海の中に作られた石垣のことだと言えば分かるのでないでしょうか。

石滬は潮が満ちている時には海に沈み、引いている時には海面に出るように作られています。すると、魚は海が満ちている時には自由に石滬にあるハート型の部分「滬房」に入ったり出たりすることができますが、ひとたび海が引き始めると水かさが減って滬房のなかに閉じ込められてしまいます。この閉じ込められた魚を捕まえるのが石滬を用いた漁法で、なんと新石器時代から使われている「超」が付くほどの伝統漁法です。

漁業のために作られた、七美でたった一つの石滬

もちろん、ダブルハート石滬はそんなに古いものではありませんが、観光目的ではなく純粋な漁業のために作られ、1937年に完成したものです。

冬には強い季節風のため漁に出ることができない澎湖では、船に乗らずに魚を捕まえることができる石滬は人々にとって生命線に他なりませんでした。しかし、石滬は澎湖全体に600個以上もあるにも関わらず、七美にあるのはこのダブルハート石滬1つだけです。

その理由は七美の地形が石滬に適していないからでした。第一に、石滬は潮の満ち引きを利用する仕掛けのため遠浅の地形に適していますが、七美にはそのような海岸はありません。澎湖は北に行けば行くほど海が浅くなり、南に行けば行くほど深くなる地形になっているのですが、七美は澎湖の南端にあるため周辺には浅い海はないのです。

第二に、七美の海岸線はほとんどが崖になっているため海に近づける場所が限られているからです。石滬を作るには材料となる石を運んで組み上げる必要があります。一つの石滬を作るためには一般的に10年くらいかかったと言われているので、それを崖の下に作るというのはなかなかできることではなかったでしょう。 

七美の石滬は崖の下にあり、建築には想像以上の労力が必要だったことがうかがわれる

このような理由で長らく七美に石滬が作られることはありませんでしたが、七美の顏恭さんが石滬を作ったのが雙心石滬の始まりです。最初はハートが1つだけでしたが、台風の影響で壊れてしまった際に澎湖の北側にある離島「吉貝」の石滬作りの名人に頼んで修繕をした後、ハートが2つになり現在の姿になりました。それが1937年のことです。

そして時は流れ、持ち主の顏恭さんが亡くなったり、その後受け継いだ息子さんが高雄に引っ越したりして石滬は少しずつ壊れていってしまいましたが、1995年に自治体の支援により修繕工事が行われ、今に至ります。

潮が引いている時に見に行こう

さて、このダブルハート石滬を見るなら、潮が引いている時に行くのがベストです。石滬は潮が引いている時に海面に姿を表し、満ちている時には海の中に沈みます。満ちている時でも姿が見えないことはありませんが、やはり姿を表している方がはっきりとダブルハートを見ることができますので、行かれる際にはしっかり潮汐表を確認して行きましょう。

海に沈んでいる状態
海面から姿を現している状態
もし、行った時に潮が引いていなくても安心してください。七美にはダブルハート石滬以外にもたくさんの観光スポットがありますし、バイクなら1時間足らずで一周できる広さです。いったん他の場所に行ってから戻れば姿を表しているかもしれません。

澎湖の潮汐表

潮汐表を見れば、その日の何時に満潮になり、何時に干潮になるかがわかります。澎湖(ポンフー)の潮汐表は澎湖國家風景區管理處のウェブサイトからでも確認できます。

潮汐表:http://www.penghu-nsa.gov.tw/TravelGuide/Tidenew

ただし、日帰りツアーに参加する場合は時間が限られているので要注意。どうしてもダブルハートを見たいという場合は、日帰りツアーで七美に滞在できる午後9時〜12時ごろに潮が引く日に行きましょう。また、冒頭でご紹介した通り、ダブルハート石滬での日の出は本当に綺麗なので、思い切って1泊するのも良いでしょう。

雙心石滬(ダブルハート石滬)

雙心石滬(ダブルハート)

雙心石滬(ダブルハート)

雙心石滬(ダブルハート)

  • 場所:澎湖縣七美郷
  • 時間:24時間 潮が引いている時の訪問がオススメ
  • 見学料:無料

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