まるで海に流れ落ちる滝のような玄武岩。澎湖(ポンフー)の池西岩瀑!
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澎湖(ポンフー)を代表する景色といえば、台湾政府の定める暫定世界遺産にも指定された「柱状玄武岩群」。
柱状玄武岩とは、地底から湧き出たマグマが外気や海水に触れることによって急激に冷やされて結晶化した【柱状の玄武岩】のこと。きれいな六角形の柱のようになっているため、何も知らないで見た人は「昔の建造物?」なんて疑うような不思議な光景です。
柱状玄武岩のほとんどは海に面した断崖絶壁になっていることが多いため、その迫力のある風景を楽しむには船に乗らなければならないのですが、いくつかの柱状玄武岩スポットは陸からでも簡単に観ることができます。
」をご紹介しましたが、今回はそのすぐ近くにある滝のような柱状玄武岩「池西岩瀑(chi xi yan pu|ツーシーイエンプー)」をご紹介します。
海を越えて、橋を越えて池西岩瀑へ
池西岩瀑は、馬公市内から北に向かって進み、台湾でもっとも長い橋「
」にあります。
県道203号線をまっすぐ進んで右側に茶色い「池西岩瀑」という小さな看板が見えたら、そこを右に曲がります。急に入り組んだ小さな道になりますが、道なりに進むともう一度「池西岩瀑」と書かれた茶色い看板が見えるので、そこを右に曲がって港の方に下ります。
大きなお寺を右手に見て、港に下りたらさらに道なりに進みましょう。すると左手に海が迫っている車一台が通れるほどの道路になります。
この道は、海が満ちていて波が高い時はこの道路に波がかかるので要注意です。そこを進むと目の前に池西岩瀑が姿を現します!
これだけでも十分迫力がありますが、今見ているのは池西岩瀑のほんの一部分にすぎません。一体どういうことなのでしょうか?
潮が引いている時だけ見ることができる大迫力の池西岩瀑
実はこの柱状玄武岩は海岸線に沿って数十メートルも延々と続いているんですよ!
そう、道路の先に見えるのはあくまでも池西岩瀑の先っぽに過ぎないのです。池西岩瀑の海沿いには潮が引いた時にだけ現れる道があり、もっと奥に進むことができるようになります。
目印は、海の方にコンクリートで作られたプールのような建造物の跡。
ちなみにこれはトコブシの養殖場跡です。トコブシは中国語では九孔(ジョウコン)というので、池西岩瀑は「九孔岩瀑」と呼ばれることもあるんですよ。
さて、この養殖場に沿って進んでいくと、柱状玄武岩は奥へ奥へと壮大なスケールで続いています。養殖場跡のコンクリートの上を通っても、ゴロゴロとした岩の上を歩いても危ないので気をつけて進みましょう。
時々浮石(足を乗せるとグラグラ動く岩)がありますので慣れていない方は要注意です。
余談ですが奥の方まで行くと岩に貝がたくさんひっついているのを見ることができます。これはなんと野生の岩牡蠣! たまに地元の人がハンマーを使って採集してたりします。
一番きれいに池西岩瀑が見えるのは、養殖場跡の端の方。海の方にちょっと突き出た部分をすぎると池西岩瀑の全容が急に見え始めるので感動的です。その光景は、まるで岩でできたナイアガラの滝(と言うのは言い過ぎだけど)。「池西岩瀑」つまり「池西という場所にある岩の瀑布(大滝)」という名前にも納得です。
ちょっと危ないですが、養殖場跡の上を海の方に向かって進んでから振り返れば池西岩瀑の全貌を写真に収めることができます。
雨の後はさらに美しい光景に?
このままでも十分「滝のような」柱状玄武岩ですが、池西岩瀑という名前がついた本当の由来は、昔この玄武岩の上にあった養殖場からの排水が下に流れる時に本物の滝のように見えたからです。
今ではもう見ることができませんが、大雨が降った時は似たような光景を見ることができるかもしれませんね。
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A. ウェブサイトでチェック!
潮の満ち引きは毎日異なるので、池西岩瀑の間近まで歩いていける時間も毎日違います。こちらのウェブサイト(奎壁山摩西分海查詢系統)を見れば澎湖(ポンフー)の潮の満ち引きを簡単にチェックできます。
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満潮時でも池西岩瀑を見る方法
そんな池西岩瀑、ぜひ見たいですよね! とはいえ、旅行で訪れている場合は時間の都合で潮が引いている時間に合わせられないかもしれません。そんな時は、池西岩瀑に向かって右側にある坂道を上に登りましょう。
そして上から海の右手の海岸線を見ると一部だけですが、池西岩瀑を見ることができます。
と言っても、真下から見るのが一番迫力があるので、上からだと正直イマイチかもしれません。実際、ぼくも初めて訪れた時は潮が満ちていたので奥には進まなかったので「こんなもんか」と思っていたのですが、潮が引いている時に行って見たらその壮大さに感動しました!
ベストな時間帯は、これだ!
それでは池西岩瀑をキレイに撮影したい場合の時間帯はいつ頃でしょうか?
池西岩瀑があるのは西側なので、午前中は逆光になってしまいますので、写真撮影が目的の場合は西陽が差し始めるくらいの時間がオススメです。
ただし、すでにご説明した通り池西岩瀑の全貌を見ることができるのは潮が引いている時だけ。潮が満ちている時はこんな感じで道が海の中に沈んでしまいます。
ベストショットを狙うためには、夕方に潮が引いている晴天時を待つ必要がありますので、潮の満ち引きには十分注意しましょう。すぐ近くにある大菓葉柱状玄武岩も良いですが、池西岩瀑も澎湖(ポンフー)に訪れたらぜひ行ってみたいスポットです。
ただ、岩の上を歩くのはちょっとおっかないので足腰の悪い人は無理をしないでくださいね。
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