真冬日到来! そんな日にしかできない澎湖(ポンフー)の定番行事とは?

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ダイチ
しばらく良い天気が続いていたけど、やっぱり寒いね。
ルル
日本の方が寒いと思うのに、ダイチって本当に寒さに弱いね。
ダイチ
いやいやいや、日本の家には暖房があるもん。台湾は寒いよ。だって暖房ないからね。
タプリ
台湾の建物は夏向けだし、ほとんどの家に暖房がないから意外と寒いんだよ!

真冬ならではの贈り物をもらいに、冬のビーチへ。

1月。この時期の澎湖(ポンフー)の気温は、寒ければ15度、暖かければ19度という日が続きます。気温だけを見ると暖かいと思うかもしれませんが、常に時速30〜50kmくらいの風が吹いているので、体感気温は氷点下近くなることもあります。

南の島だからといって軽装で来られる方が多いのですが、台湾は全体的に暖房がない建物が多く、特に澎湖は風が強いので昼間でもセーターにダウンジャケットくらいの格好の方が快適です。

さて、そんな日に地元の人はわざわざ海に行くのですが、一体何をしにいくのでしょうか? 正解は、寒さで死んでしまった魚を拾いに行くこと! その名も「尋死魚」です。今回は、友人に誘われて澎湖の冬の風物詩「尋死魚(シュンスーユー)」を初体験したので、その時の様子をご紹介いたします。

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「尋死魚」とは、読んで字のごとく死んでしまった魚を探しに行くことです。気温が低く太陽が出ている時に澎湖(ポンフー)の人は砂浜に行って「尋死魚」をし、その日のおかずにします。

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なんで寒いと魚が死んでしまうの?

ところで魚ってそんなに簡単に凍死してしまうものなのでしょうか? もちろん、単純に気温が下がるだけでは死なないのですが、気温の上昇と下降の差が5度以上になると気温の変化についていけずに命を落としてしまうことがあるそう。

寒気が流れ込んで気温が下がっている時、太陽の光に誘われて海面の方に魚が泳いで行くと、急激な水温の変化が生じるのでダメージを受けてしまうそうです。海面が明るいので暖かいと勘違いして泳いで行ったものの、実は水温が低いままなのでショック死してしまうというわけですね。

そのため、気温が低いのに太陽が明るいような日は「尋死魚」をする絶好のチャンスになるというわけです。また、気温の変化がポイントになるため、今回は気温が下がり始める午後3時過ぎに「後寮」というビーチに行って魚を探すとにしました。

風がビュービュー吹きすさぶ後寮ビーチに到着

真冬日到来! そんな日にしかできない澎湖(ポンフー)の定番行事とは?

後寮ビーチといえば、澎湖(ポンフー)の人の材料置き場です。というのも、北東に位置する広大な砂浜地帯なので、北東からの季節風が吹く冬の間に大量の漂着ごみが流れ着く場所になっているからです。見た目は汚いですが、工作に使えるウキが転がっていたり、良い感じの流木があったりするので、木の棒などが必要な時は後寮ビーチに来ればタダで手に入れられます。

もちろん、環境汚染の原因以外の何物でもないプラスチックごみもたくさんあるのですが…。漂着ごみに関しては澎湖の人がどれだけ努力しても無くすことができないものなので大変悩ましいです。ちなみに澎湖では数多くのボランティア団体が定期的にビーチクリーニング活動を行なっているんですよ。

さて、後寮ビーチに到着すると案の定めちゃめちゃに風が吹いていました。こういう場所に行く時は冬山と同じくらいの厚着をしないとマジで命に関わります(実際今回の寒波で台湾全体で54名も死者が出ました)

ということで、カナダのイエローナイフでオーロラを見た時に使った目出し帽を装備していきました。

真冬日到来! そんな日にしかできない澎湖(ポンフー)の定番行事とは?

まさか澎湖で使う日が来るとは思っていませんでした。皆さんも万一澎湖で尋死魚をするようなことがある場合は目出し帽をかぶると良いでしょう。

波打ち際を散策して行くと…

そして友人に教わりながら砂浜を歩いていきます。死んだ魚は波に乗って打ち上げられるので、波打ち際を見ながら進むのがポイントです。

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たまに波打ち際からだいぶ離れたところに魚の死体があったりしますが、それは新鮮ではないので食べてはいけません。

ちょっと歩くと、すぐに魚を発見!

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真冬日到来! そんな日にしかできない澎湖(ポンフー)の定番行事とは?

小さい魚なので食べられませんが、本当に凍死した魚が打ち上げられていることにビックリ!

新鮮な魚かどうかを見分けるコツは、目を見ること。目が綺麗なものは死んだばかりということです。例えで「死んだ魚のような目」という言葉がありますが、確かに新鮮な魚の眼はキラキラと輝いていますね。

とはいえ、小さな魚だけでは面白くありません。そこでさらに進んで行くと…発見!

真冬日到来! そんな日にしかできない澎湖(ポンフー)の定番行事とは?

でかい! 名前はよく分かりませんが、友人曰く「美味しいやつ」とのこと。

真冬日到来! そんな日にしかできない澎湖(ポンフー)の定番行事とは?

確かに「生きた魚の眼」をしていますね!

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なかなか大きめの魚をゲットできましたが、これくらいでは満足できません。歩いて行くと小さな魚が打ち上げられていたり、なぜか起立した状態で打ち上げられている魚がいたり、インスタ映えする巨大な流木があったり、綺麗なシーグラスや貝殻があったり、それはそれで面白いですね。

真冬日到来! そんな日にしかできない澎湖(ポンフー)の定番行事とは?

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真冬日到来! そんな日にしかできない澎湖(ポンフー)の定番行事とは?

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澎湖にあるサンゴや玄武岩などは採取が禁止されています。綺麗だからといってお土産に持って帰ろうとすると空港の検閲で引っかかって罰金になってしまうので注意しましょう。

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そしてついに2匹目を発見!

真冬日到来! そんな日にしかできない澎湖(ポンフー)の定番行事とは?

小さいですが、これも「美味しいやつ」だそう。

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こちらの方が目がキラキラしているので、さっきのものより新鮮なようです。

ちなみに、尋死魚で拾えるのは熱帯魚やウロコのない魚がほとんど。ウロコのある魚は温度変化に強いのでよほど冷え込まないと凍死しないからだそうです。

そして、こちらが本日の収穫です。なるほど、本日の収穫は2匹ともウロコのない熱帯魚風の魚ですね。

真冬日到来! そんな日にしかできない澎湖(ポンフー)の定番行事とは?

残念ながらこれ以上の収穫はありませんでしたが、500mlペットボトル3本ぶんくらいの大きな魚をゲットした人もいたようです。最近は温暖化のため「尋死魚」をする機会が年々減っていっているそう。昔は砂浜一面に魚が打ち上げられており、拾っても拾っても拾いきれないほどだったとか。

こうした活動は実際に体験してみないと分からないので、今回体験することができてよかったです。また少しだけ、澎湖の人のライフスタイルを理解することができました。わざわざ気温の低い時に出かけなければならないのでなかなか大変ですが、今後も機会があればやってみて、少しずつ魚の名前も覚えていきたいです。

おまけ

普段は海の中にいて見ることができないドククラゲも、尋死魚に来ればこの通りはっきりと見ることができます。毒が強いクラゲなので触ってはいけません。

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これはナマコの子ども

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新鮮なフグ。澎湖の人はフグを食べます。棘のあるフグの9割は毒がないそう。口を見ると確実に毒ありと毒なしのフグを見分けることができます。

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これは食べることができないのですが、踏むと青い汁が出てくるというちょっと気持ちの悪い生物。この日は2匹見つけました。

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海洋を漂ってきたドラム缶。ゴミなのになぜか妙にアーティスティックな光景です。

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それと、めちゃめちゃキレイなミカンが落ちていたので速攻で拾ったことがあったのですが、友人によるとこういうものはお供え物の可能性があるからむやみに拾ってはいけないと言われました。ごめんなさい。

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