台湾式の長〜い手作りソーメンがズラリ「西衛」でソーメン見学はいかが?
澎湖(ポンフー)は離島ということもありたくさんの名産品があります。
その中でも定番のお土産にもなっているのが「麺線(Miàn xiàn|ミエンシエン)」です。
麺線とは何かと言うと、ソーメンのことです。ただし台湾人はソーメンのように冷やして食べるようなことはせず、温かいスープに入れて食べます。
もちろん、ソーメンとして食べても美味しいですよ。しかも澎湖の麺線は完全に手作りなのでコシがあって美味しいです。
ただ、麺が長いのでソーメンにするなら茹でてから食べる前に切ったほうがいいです。
さて、そんな麺線の一大産地が馬公市の北側にある「西衛(Xīwèi|シーウェイ)」です。
今からおよそ150年前に中国からやって来た人が西衛の人々に麺線の作り方を教えたことがきっかけとなり、以来100年以上に渡って手作り麺線を作り続けています。
現在でも20ほどのお店が麺線作りをしており、道路からその様子を見ることもできます。
麺線づくりは晴れた日が適しているので、麺線を作っている様子を見たい場合はよく晴れた日に行くと良いでしょう。特に長く真っ白な麺線を振っている作業は美しくすらあります。
全て手作業でやっているのに麺は均等な太さになっており、まさしく職人芸です。そして自分の家の前庭や、公共の場を借りて麺線を干している様子はたくましい台湾人そのもの。
ちなみに麺線は割とどこでも買える上、重さもあまりないのでお土産に最適です。ただ…、乾燥麺なので麺がボロボロにならないように気をつけてくださいね。