澎湖(ポンフー)旅行時の交通手段について
台北からわずか1時間のフライトで来ることができる離島「澎湖(ポンフー)」。台湾からは飛行機のほか高速船でもアクセスすることができるので、澎湖までの交通についてはあまり心配はないかもしれません。
そこで、今回は旅行者にとって気になる澎湖内での交通手段について、わかりやすくご紹介します。観光スポットを自由自在に回り、旅を楽しむために、ぜひ参考にしてください!
まずは結論
電動バイクなら運転免許証なしでも借りられる? → 借りられます!
中国語に翻訳した日本の運転免許証があればレンタルバイクやレンタカーを借りられる? → 借りられます!
国際免許証があればレンタルバイクやレンタカーを借りられる? → 借りられます!
無免許でもレンタルバイクやレンタカーを借りられる? → 借りられません!
観光バスはある? → あります!
公共バスはある? → あります!
タクシーはある? → あります!
レンタル自転車はある? → あります!
オススメは電動バイク
澎湖(ポンフー)旅行のオススメ交通手段は、電動バイクです。最高時速は30kmで、一般のバイクより遅いですが、14歳以上であれば誰でも運転可能で免許不要です。
スピードは遅くても、澎湖は小さな島です。だからこそ電動バイクが最適なんです。30kmのスピードで走ることで、澎湖の見所や美しい景色をゆっくり楽しめます。
澎湖はゆったりとした島で、日本からも比較的近い場所にあります。一度来ただけで全てを見ようとせず、何度も何度も訪れて少しずつ楽しんでください。
電動バイクのメリット
・14歳以上なら誰でも免許無しで運転できる
・速度が遅いので比較的安全
・排気ガスを出さず環境に優しい
・ゆっくりと澎湖を満喫でき、バイクならではの開放感を味わえる
電動バイクのデメリット
・速度が遅い
・値段がガソリンバイクより高い
・バイクに慣れていない人には少し怖い
レンタカーは翻訳した免許か国際免許証があれば借りられる
3人以上での旅行にはレンタカーが便利です。
レンタカーを借りるには、中国語に翻訳された日本の運転免許証が必要です。
日本ではJAF、台湾では交流協会で翻訳をしてもらえます。
国際免許証でも借りられますですが、台湾は国際免許証で運転できる国のリストに含まれていないため、厳密には効力はありません。
ただ、慣習として国際免許証があれば台湾でも自動車の運転ができるとみなされているのが現状のようです。
ただ、これは澎湖での話なのでその他の地域ではどうなのかは分かりません。
バイクの運転はできない場合も
ただし、国際免許証には50ccのバイクが運転できるとは書かれていませんので、二輪免許をお持ちの方以外はバイクは借りられません。
運良く借りられたとしても、台湾では50ccのバイクは今では製造されていないため、50ccバイクを扱っているショップはほとんどありません。あっても古い車種なのが残念なところです。
なお、ラブポンフーではレンタカーの無料手配サービスも行っています。料金は24時間で1,600元からです。
レンタカーのメリット
・3人以上の場合は快適に移動できる
・クーラーがある
・日差しをさえぎれるので日焼けの心配がない
レンタカーのデメリット
・日本の運転免許証を予め中国語に翻訳する必要がある
・市街地は一方通行が多かったり道が狭かったり交通量が多かったりと慣れていない人には危険
・日本と異なる右側通行なので慣れるまで時間がかかる
観光バスも利用しましょう
1日に1本しかありませんが、一応観光バス「台湾好行(タイワン ハオシン)【日本語サイトあり】」もあります。
下記ページからは実際に乗ってみたレポートをご覧になれますので、参考にされてください。
台湾好行とは台湾各地で展開されている観光バスサービスのことです。主要な観光地をバスで巡ることができるので、自分でバイクや車を運転するのに抵抗がある方にぴったりです。
ただし、行き先も時間も全て固定されているので、本当に澎湖の一部しか見ることができません。
本数は少ないものの公共バスを利用する手も
もちろん、公共バスもあります。本数が少ないのが難点ですが、行きたい場所が決まっている場合は時刻表を確認してしっかり計画を立てれば公共バス利用もありです。
ただし、あまり現実的な方法ではないので予め覚悟してくださいね。ちなみに澎湖の住民は無料で利用できるんですよ。
タクシーなら安心
タクシーで観光することもできます。相場は6時間で2,500元です。通常は澎湖の北部エリアまたは南部エリアのどちらかを案内してくれます。
なお、澎湖には流しのタクシーはほとんどありませんので、利用する際には予約が必須です。また、クレジットカードは使えず現金払いのみとなります。
タクシーの予約は宿泊先で頼むと良いでしょう。
中国語が全員話せる場合は、一番現実的な方法ではないでしょうか。
レンタル自転車は近場の観光に
レンタル自転車もありますが、近場の観光だけにしたほうが無難です。澎湖は面積だけを見ると小さいのですが、海岸線が長いので移動距離は想像以上にあります!
なにしろ自動車で一周するだけでも3時間以上かかります。距離にすると100km以上です。自転車での観光は宿泊先の周辺だけにしておいた方が無難です。
離島までの交通手段は?
澎湖には19の有人島があり、そのうち5つの島は橋でつながっていて、残りの14の島が離島です。また、無人島は80個ほどあり、その中のいくつかの島はツアーに参加することで近づいたり上陸したりすることができます。
飛行機で行ける離島
七美と望安には空港があり、澎湖本島や台湾から「德安航空(Daily Air)【中国語】」による19人乗りの小型機が就航しています。
- 七美
- 澎湖〜七美:毎日2往復
- 高雄〜七美:週5回・1日4往復 (火・水・木・土・日)
- 高雄〜七美:週2回・1日4往復(月・金)
- 望安
- 高雄〜望安:週2回・1日2往復(月・金)
定期船で行ける離島
次の離島は、夏季に催行される旅行会社のツアー船、または通年運行されている定期船で行くことができます。詳しい情報は澎湖政府のウェブサイト【中国語】をご覧ください。
- 七美
- 望安
- 虎井
- 桶盤
- 吉貝
- 鳥嶼
その他の離島
上記以外の離島は定期船もないため、夏季に催行される旅行会社のツアーに参加するか、地元の人のコネクションがないと行くことが難しいです。
離島での交通手段は?
橋で繋がっている本島エリア(本島・中屯・白沙・西嶼・小門)以外は離島です。
「七美」や「望安」、「吉貝」などの観光客が多い離島はレンタルバイクはありますが、レンタカーやタクシーはありません。なお、レンタルバイクのなかには電動バイクもありますので、運転免許証がなくても安心です。
ちなみに七美と望安に関してはツアーに参加すれば観光バスを利用することもできます。慣れていない方は観光バスを積極的に利用しましょう。
冬場の交通手段は?
10月から3月までの半年間は、毎日のように台風並みの風(風が弱い日でも時速30km、風が強いと時速50kmくらいの風)が吹きすさびます。
地元の人でもバイクが突風にあおられて転んでしまうこともあるほどです。そのため、自転車やバイクの利用は避けましょう。冬場はレンタカーかタクシーを利用することをおすすめします。
また、冬は離島ツアーは催行されませんので、離島に行きたい方は定期便を利用する必要があります。しかし、もともと便数が少ないことに加え、天候が悪い場合は欠航することもありますので注意しましょう。
また、離島には観光バスもないので、公共バスか徒歩、またはバイク以外に移動手段はありません。なお、公共バスがある離島は「七美」と「望安」だけです。
澎湖では免許証無しでもガソリンバイクが借りられるって本当?
澎湖でバイクを運転する際には、有効な運転免許証が必要です。時々、運転免許証無しでもガソリンバイクが借りられるという情報を見聞きしますが、法律違反です。
確かに一部の離島では運転免許証のチェックをせずにバイクを借りられることがありますが、それを当てにはしないようにしましょうね。
もし、外国人が日本で無免許運転をしていたら思いますか? 海外の田舎だからといって羽目を外さないようにしましょう!
以前、外国人にバイクを貸したことでトラブルが起きたことがあるため、ほとんどのショップで免許のない外国人にはバイクを貸さないようになりました。
澎湖は狭い島なので、同業者はグループを作って情報交換をしています。もし、日本人が無免許運転をしてトラブルを起こした場合、その噂は瞬く間に広まってしまいます。
これまでに訪れた日本人観光客のマナーが良かったため、澎湖の多くの方は日本人に良い印象を持ってくれています。せっかく先人が築いてくれた日本人に対する信用。失わないようにしたいですよね。
なお、旅行会社や宿泊先の民宿を経由すると無免許でもバイクが借りられるという情報もあるようですが、トラブルが起きて困るのは自分自身ですので、そんな裏ワザを使うのはやめましょうね。
実際にバイクなどを借りる時に必要なものは何?
以下のものが必要ですので、準備してからショップに行きましょう。
- 自転車:何も必要ありません
- 電動バイク:パスポート
- 50cc以上のガソリンバイク:中国語に翻訳した日本の運転免許証・クレジットカード・パスポート
- レンタカー:中国語に翻訳した日本の運転免許証・クレジットカード・パスポート
自分だけで予約できるか心配、事前に予約しておきたい、送迎もしてほしい、なんだか不安…という方は、ラブポンフーにお任せくださいね。無料で予約代行を行っております。
まとめ
以上をまとめると、澎湖でおすすめの交通手段は次のとおりです。
1人:電動バイク・観光バス
2人まで:電動バイク・観光バス
3人以上:レンタカー・タクシー
もちろん、ラブポンフーのガイドサービスもご利用くださいね! ガイドをご依頼いただければ、移動手段の心配は御無用ですよ〜!