澎湖(ポンフー)を気軽に観光したいなら、台湾好行バスツアーに参加しよう!
- 澎湖(ポンフー)の台湾好行のルート
- チケットの値段は?
- チケットの購入方法は?
- ファミリーマートの「Fami Port」での購入方法
- 台湾好行のチケットは、3日間のバス乗り放題チケットに!
- 馬公メインバスターミナルから出発
- いざ、出発!
- 最初のスポットは、台湾最大のガジュマル
- まるで澎湖のなかの澎湖? 珍しい地質が盛りだくさんの「小門(シャオメン)」
- これを見なきゃ澎湖に来た意味がない! 大果葉玄武岩
- サンゴ石でできた古民家が美しい「二崁」
- 台湾最長の橋、全長2.5キロの跨海大橋
- 赤崁
- お疲れ様でした!
- ラブポンフーはこう思いました
- 台湾最古の灯台「漁翁島燈塔」(2020年は停車しません)
- 第一次世界大戦後に作られた「餌砲」(2020年は停車しません)
- 清〜日本軍〜国民党軍〜現在までの歴史を刻む戦跡「西嶼西台」(2020年は停車しません)
- おまけ
台湾旅行で一番困るのが、観光地での移動手段。台湾人はレンタルバイクで自由気ままに旅行を楽しんでいますが、私たち日本人はそうはいきませんよね。
もちろん、翻訳した免許証を準備しておけばレンタカーという手も使えますが、台湾は日本とは反対の左ハンドル。しかもバイクの交通量が多いため運転をするには勇気が要ります。
そこで便利なのが、観光バス「台湾好行(タイワン ハオシン)」です!
ラブポンフーは澎湖のガイド協会の会員で、台湾好行のガイドグループに所属しています。そのため、ルートの変更などがあった場合は可能な限り早い段階で更新するようにしていますが、タイムラグが生じる場合もございますのでご了承ください。
台湾好行は台湾の観光地で定期的に運行されている小さな観光バスで、どなたでも気軽に旅を楽しめる外国人旅行者の強〜い味方です。
そこで私たちラブポンフーも実際に澎湖(ポンフー)の台湾好行に乗車してみました! ということで、今回は澎湖の台湾好行をご紹介いたします。
澎湖(ポンフー)の台湾好行のルート
さてさて、まずは澎湖(ポンフー)の台湾好行のルートをチェックしてみましょう。澎湖は通常、北側の南側の2つに分けて観光し、それぞれに1日ずつ費やすのが一般的ですが、台湾好行はどちらのルートなのでしょうか?
正解は、北側エリア。澎湖を代表する柱状玄武岩や、古民家集落など、いかにも澎湖らしい観光スポットが満載のエリアです。
逆に言うと定番の観光地にしか行けないということでもありますが、初めて澎湖にいらっしゃる方であれば、おおむねご満足いただける内容です。
実際に行くことができる観光スポットは以下のとおりです。2019年の時より停車場所が減っているのでご注意ください!
通梁古榕:巨樹ガジュマル
小門地質公園:クジラ洞
大菓葉玄武岩柱:柱状玄武岩
二崁聚落:サンゴ石の古民家集落
跨海大橋:台湾最長の大橋
このバスに乗れば、その日は十分ご満喫いただけること請け合いですよ。
ちなみに、台湾好行では行けない定番の観光地は下記のとおりです。ご注意くださいね。
モーセの道
山水ビーチ
林投ビーチ
風櫃
中屯風車
天国の道
竹湾大義宮
漁翁島燈塔站
西嶼西台
また、台湾好行のウェブサイトやパンフレットには掲載されていませんが、2020年1月1日〜3月31日は「赤崁」でランチライム、4月1日〜6月30日は「二崁」でランチライムです。
台湾好行の時刻表には「跨海大橋」に70分停留することになっていますが、ここには約50分のランチタイムも含まれているので、実際の停留時間は20〜25分です。
チケットの値段は?
澎湖(ポンフー)の台湾好行のチケットは…
タクシーで同じルートを回ろうとすると1台2,500元が相場ですので、当然ですがかなりお得です。
さらにさらに、台湾好行のチケットは乗車当日と前後1日の計3日間は澎湖の公共バスの乗り放題チケットとしても使えるんです。これは嬉しいですね!
チケットの購入方法は?
台湾好行のチケットは、バスに乗る際にご購入いただけますが、4〜9月のハイシーズン、特に花火大会のある月曜と木曜は混み合う可能性がございます。
そのため、事前にネットやコンビニの機械などで購入後、台湾好行のウェブサイトから座席を予約するのが無難です。ちなみに予約は前日の17:30までです。
とはいえ、人が多すぎて乗り切れない場合は大きなバスに変更されるとのことなので、よほどのことがない限り当日の飛び込みでもご乗車いただけるようです。
なので、当日乗車する際に購入する手もあるのですが、ちょっと待ってください!
先ほど、1人あたりのお値段が350元とご紹介しましたが…
クーポンを使う際には、店員さんに台湾好行のチケットを見せてください。
ファミリーマートの「Fami Port」での購入方法
今回、ラブポンフーではファミリーマートの「Fami Port」で台湾好行のチケットを購入したので、その際の操作方法をスライドショーでご紹介します。
スライドショーは自動的にループしてしまうので、最初から確認したい方は「ここからスタート」と書かれた画像から見てください。
最後にFami Portから出てくるレシートをレジに持っていくとチケットをもらえます。
台湾好行のチケットは、3日間のバス乗り放題チケットに!
先ほどもさらっとご紹介しましたが、台湾好行のチケットは乗車日の前日・当日・翌日の3日間は澎湖(ポンフー)のバスの乗り放題チケットも兼ねています。
そのため、チケットは前日までに購入するのが断然お得。例えば、空港のセブンイレブンで購入すれば、空港から市内まで無料でバスに乗れます。
これ、ほとんどの方が知らないので、声を大にしてもう一度お伝えいたします。
馬公メインバスターミナルから出発
さて、台湾好行は市内の馬公メインバスターミナル(馬公總站)が始発ですが、その他にも主要なホテルの近くに停車します。
そのため、市内のホテルに滞在する限りは問題なく台湾好行に乗車できます。下に各乗り場にバスが来る時間と付近のホテル情報を記載しますので、ご利用しやすい場所からご乗車ください。
※下記の停車駅と時間は2020年1月1日〜12月31日のものです。それ以外の期間は若干の変更がございますので公式サイトをご覧ください。
8:28 西衛東站:民宿の多い地域なので、宿泊場所の住所に「西衛」とある場合はここからが便利。
8:36 石滬廣場(中正路の先のドリーマーホテルの前):長春大飯店の方はここからが便利。
8:40 馬公總站(メインバスターミナル):始発なので予約していない場合はここからがおすすめ。起點旅行にご宿泊の方もここからが便利。
8:45 自由塔(北辰市場の近く)
8:49 第三漁港(雅霖大飯店の前、フォーポイント・バイ・シェラトンと免税店Pier3の間):雅霖大飯店、フォーポイント・バイ・シェラトン、ディスカバリーホテルの方はこちらからが便利。
8:55 元泰、百世多麗臨時站(元泰大飯店の向かい側):元泰大飯店、ペスカドーレホテルの方はここからが便利。
9:07 東衛站
いざ、出発!
最後の乗車場所である講美廟站を過ぎるといよいよ台湾好行の旅が本格的に始まります。澎湖(ポンフー)は景色の良い島なので、乗車中も居眠りしないで窓の景色を見ると良いですよ!
美しい海はもちろん、「菜宅(ツァイザイ)」と呼ばれるサンゴ石で作られた石垣、農耕用の牛などのどかな景色が広がっています。
また、各観光スポットに近づくと…
ちょっとでも知識がある状態で見るのと、そうでないのとでは見えてくる風景や感動が段違いです。
※2022年1月1日〜12月31日は台湾人ガイドによる中国語の案内のみとなります。
最初のスポットは、台湾最大のガジュマル
澎湖機場からおよそ30分。いよいよ最初の観光スポットに到着します。記念すべき1番目の停車地は、台湾最大にして樹齢350年を超える巨樹ガジュマル「通樑古榕(トンリャン グーロン)」です!
ガジュマルとは、暖かい気候の場所に生える樹木で、枝から次々に垂らす「気根」という根っこを持っているのが特徴です。
気根は始めのうちは空気中の栄養分や水分を吸って成長していくのですが、それが地面にまで伸びると今度は土から栄養分や水分をとるようになり、やがて幹のように太くなります。
初めて見る人は、その不思議な姿に圧倒されることでしょう。
通樑古榕には、その気根が100個近くあるとされており、幅は約20メートル、奥行きは50メートルにも及ぶ巨大な木になっています。
ガジュマルの奥には立派な道教のお寺が佇んでおり、まるでそのお寺を守っているかのようです。
近くには澎湖(ポンフー)名物のイカ団子を売っている露店もあります。
イカ団子を1串買うとサボテン&アロエアイスが1個無料でもらえますので、ぜひどちらもお試しあれ。
ちなみにルルさんが手に持っていたのは、岩のりとお茶。この岩のり、ポテチ感覚で片手間に食べられていいんですよー! お値段も50元でお買い得です。
通樑古榕についてもっと知りたい方は、下記の記事をご覧ください!
[nlink url=”https://lovepeng.hu/baoangong/”]
停車時間:30分
楽しみ方:ガジュマルの中を歩き、お寺を見学、イカ団子とアイスを堪能。
ベストポジション:外側より内側から外に向けて撮るのがポイント。木々の間から差し込む光が神秘的に写ります。
まるで澎湖のなかの澎湖? 珍しい地質が盛りだくさんの「小門(シャオメン)」
お昼ご飯を食べるならここ小門(シャオメン)がオススメ…なのですが、2020年は10:10に小門に到着するルートで、停車時間も30分に短縮されたのでお昼ごはんを食べるのは難しくなってしまいました。
ここには澎湖名物の「小菅麺線(イカにゅうめん)」をはじめとした澎湖グルメを扱った食堂がたくさんあります!
どのお店も美味しいので、目についたお店で食べると良いでしょう。もし、この暑いのににゅうめんはちょっと…という場合は、「小菅炒飯(イカチャーハン)」がオススメです。
また、ウニ好きの方にはぜひ「海膽炒蛋(ウニの卵炒め)」や生または焼きウニ(毎年7月1日〜8月31日の間のみ)を味わっていただきたいですね。
ちなみにここのウニは中国語では「馬糞海膽(バフンウニ)」と書かれているのですが、実はバフンウニより高級なシラヒゲウニという日本ではほぼ食べられないウニなんですよ。
もちろん、小門の楽しみはグルメだけではありません。
ここには「鯨魚洞(クジラ洞)」という巨大な海蝕洞があります。海蝕洞というのは、海で削られてできた洞窟で大変珍しい海蝕洞です。
パンフレットや看板には、遠くから見るとクジラに見えるから鯨魚洞(クジラ洞)という名前が付いていると紹介されていますが、地元の人の伝承によると、昔3回もクジラが座礁した場所だから鯨魚洞(クジラ洞)と言われているのが正しいようです。昔はこのあたりにもたくさんのクジラがいたということなんですね。
玄武岩で作られた菜宅もきれいです。
その他、澎湖や小門の地質を学ぶことができる「地質博物館」もあります。やや専門的な内容なので人を選ぶかもしれませんが、このあたりでは貴重な冷房付きの施設ですので、休憩がてらに寄るのも良いでしょう。お手洗いは地質博物館の入り口右手奥にあります。
なお、このスポットに関してはバスを降りる場所と乗る場所が異なるので注意しましょう。降りる際は食堂街の目の前ですが、乗車場所はそこから200メートルほど戻った「小門資訊站(小門インフォメーションセンター)」前の駐車場です。
小門は小さな島ながらも、大迫力の玄武岩やビーチもある美しい場所です。
小門についてもっと知りたい方は、下記のLINEトラベルjp寄稿記事をご覧ください!
[nlink url=”https://www.travel.co.jp/guide/article/33577/” title=”クジラの洞窟に野菜の住宅?魅力的な台湾の離島「小門」” excerpt=”小門には連日観光客が訪れています。その秘密はズバリ、世界遺産に匹敵する自然資源、そしてグルメです。それでは魅力たっぷりの小門をご紹介します。” img=”https://img-cdn.guide.travel.co.jp/article/918/33577/13EE306877034BF1B0738603A6937024_thumbnail.jpg”]
停車時間:30分
楽しみ方:
ランチを楽しんだ後、鯨魚洞へ行き、地質博物館で涼んで一休み。ベストポジション:鯨魚洞(クジラ洞)の看板があるところから舗装された道を左側に外れた辺りから全景がよく写ります。
これを見なきゃ澎湖に来た意味がない! 大果葉玄武岩
さて、お次は台湾最長の海にかかる橋である「澎湖跨海大橋」を通って「西嶼(シーユー)」に行き、澎湖(ポンフー)の代名詞でもある柱状玄武岩に向かいます。
きれいな六角柱になった玄武岩は、溶岩が吹き出した際に冷たい海水や空気に触れて急速に結晶化してできたものです。まるで古代遺跡のような大迫力の崖は、澎湖に来たら必ず抑えておきたいスポットです。
バス停のすぐ近くの大きな建物はジェラート屋さん。
台湾や澎湖で採れたオーガニックの材料を使って化学調味料を一切使わない自然な味わいのジェラートがたくさんあります。
え? さっきサボテンアイスを食べたばかりだって? いえいえ、ここのジェラートは別腹ですって!
大果葉玄武岩についてもっと知りたい方は、下記の記事をご覧ください!
[nlink url=”https://lovepeng.hu/daguoye/”]
停車時間:20分
楽しみ方:柱状玄武岩を遠方から撮影後、近づいてまた撮影。時間が余ったらバス停近くのジェラート屋さんへ。
ベストポジション:柱状玄武岩に向かって右側の高くなっているところから海に向かって撮影すると全体をフレームに収められます。
サンゴ石でできた古民家が美しい「二崁」
個人的に西嶼(シーユー)エリアで一番好きなのが、100年以上の歴史のある古民家集落「二崁(アーカン)」です。
金門島からやってきた漢方のお医者さんである陳一族が作った村で、サンゴ石で作られた三合院と呼ばれる古民家が整然と並んでおり、台湾で初めて風景保存区に選ばれた場所でもあります。
これらの古民家に今でも住んでいる人もいますが、現在は観光地になっており、ほとんどの家がお土産屋さんになっています。
特に人気があるのが、杏仁茶とサボテンジュース。他にも食べ歩きできるおやつも色々売っていますよ。
2020年4月1日〜6月30日はここでランチライムとなりますので、気になったものを食べると良いでしょう。
杏仁茶とサボテンジュース以外にも、風茄茶(澎湖の特産ハーブティー)もあります。なぜか美味しい飲み物がたくさん揃っているので気をつけましょう。
定番のお土産は、澎湖(ポンフー)の薬草を使って作られたオーガニックのお香です。蚊取り線香なので、香りが気に入ったらぜひお持ち帰りください。
通樑古榕についてもっと知りたい方は、下記のLINEトラベルjp寄稿記事をご覧ください!
停車時間:50分(2020年4月1日〜6月30日は停車時間は約100分に延長)
楽しみ方:バスが停まった駐車場から村の方にまっすぐ進んだところがメインストリート。向かって左側は最近建てられた家屋のエリアですが外観は伝統的な家と同じです。
また、メインストリート途中の右側の道に入るとこの村を開いた陳さんの本家の豪邸(陳家古厝)があります。無料で見学できるのでぜひ見てみましょう。
お土産に人気なのは澎湖の薬草で作ったオーガニックのお香です。
ベストポジション:陳家古厝の裏側の丘からオレンジ色の瓦屋根の美しい二崁村を撮影できます。
台湾最長の橋、全長2.5キロの跨海大橋
さて、台湾好行の旅もいよいよ終わりに近づいてまいりました。
最後のスポットは、台湾最長の海上大橋「跨海大橋(クワハイ ダーチャオ)」です。
全長2,494メートルに及ぶこの橋は、最初に完成したのは1970年のことで、現在の橋は1996年に完成した2代目の橋です。
この橋を渡る時にぜひ注意してほしいのが、外海と内海の様子の違いです。天気の良い夏場は分かりにくいのですが、外海には白波が立っているにも関わらず、橋をまたいだ内側にはまったく波が立っていないことに気づくはずです。
中国語では、このように波が立っている様子を「澎」と表現するのですが、そう、これこそが「澎湖(ポンフー)」の名前の由来です。
外海は荒々しい「澎」であるのに対し、内海は「湖」のように穏やかなことから、この2つを合わせて「澎湖」と呼ばれるようになったと言われています。
もちろん、澎湖の名前の由来には諸説ありますので、これはそのうちの1つです。
ちなみに、外海の西嶼側には1代目の橋の橋脚が未だに残されたままになっていますが、これは渡り鳥が営巣に使っていることからあえて残されたのだそうですよ。
近くの建物はお土産屋さんです。ラブポンフーおすすめの「掌上明珠」のカップアイス(青のり味!)もありました。
このお土産屋さんの前には漂流ゴミを使った可愛らしいアート作品もあります。
そして、このお土産屋さんの横の木道からは、跨海大橋の全景を眺めることができます。
澎湖跨海大橋についてもっと知りたい方は、下記の記事をご覧ください!
[nlink url=”https://lovepeng.hu/great-bridge/”]
停車時間:20分〜25分(台湾好行の時刻表には「跨海大橋」に70分停留することになっていますが、ここには約50分のランチタイムも含まれているので、実際の停留時間は20〜25分です)
楽しみ方:まずは跨海大橋の前で記念撮影し、「XIYU」の文字の前でも記念撮影。余裕があればお土産やさんを見学するのも良いかも。ただし澎湖とは関係のない商品も売られているので注意。
ベストポジション:跨海大橋に向かって右側と、「XIYU」の文字の前。跨海大橋の全景を撮影するならお土産屋さんの横の木道がオススメ。
赤崁
2020年1月1日〜3月31日は、大橋を超えた後の「赤崁(ツーカン)」に停車してランチライムとなります。
オススメは、「明発小吃部」の海鮮麺です。
お疲れ様でした!
と、いうことで台湾好行の旅が終わりました。市内まではおよそ30分の行程ですので、お疲れの方は眠ってしまいましょう。
途中で、行きに通ったバス停(澎湖空港は除く)に寄っていきますので、下りたい場所でベルを鳴らしてくださいね。
最後のバス停には14:40頃に到着しますので、その後市内を観光してお食事をされるとちょうどいいかと思います。
ラブポンフーはこう思いました
台湾最古の灯台「漁翁島燈塔」(2020年は停車しません)
3番目のスポットは、台湾で最も歴史の長い灯台である「漁翁島燈塔(ユイウォンダオ ダンタ)」です。ここにはなんと1778年から灯台が建っており、現在も1875年に建造された台湾最古の西洋式の灯台が澎湖を照らし続けています。
ちなみに、漁翁島というのはこの灯台がある島「西嶼(シーユー)」の古い名前で、漁師の島という意味です。西洋世界で初めて澎湖を発見したポルトガル人が、漁師がたくさんいる島という意味で「Pescadores」つまり「漁師」と名付けたことに由来します。
250年もの前から灯台があったことから、この海域がいかに国際的に大切な場所だったのかがよく分かりますね。
灯台マニアにはたまらない灯台資料館もあります。
漁翁島燈塔についてもっと知りたい方は、下記の記事をご覧ください!
[nlink url=”https://lovepeng.hu/yuwengdao-dengta/”]
楽しみ方:まずは灯台の前で記念写真、左奥の展望台から澎湖本島エリア最西端の海を眺める。柵の外側の十字架を眺めて「へえ〜」っとなって、灯台資料館で「ほお〜」となる。
ベストポジション:展望台に上がる階段から灯台の敷地全体を写せる
第一次世界大戦後に作られた「餌砲」(2020年は停車しません)
※2019年7月1日〜10月31日および2020年4月1日〜6月30日の期間は餌砲には停車しません。
その次は、灯台からすぐの草原のなかにある「餌砲(アーパオ)」です。ここには日本軍が作った偽物の大砲がそのままの姿で置かれています。
看板に書かれた説明によると、第二次世界大戦の際に本物の大砲と誤認させ、わざと爆撃させることで敵軍の火薬を減らすために作られたというふうに書かれています。
しかし、実際のところは、第一次世界大戦の際の軍縮条約によって戦艦に載せられる大砲の大きさの制限ができたため、本当は大砲を載せたままなのに下ろした風に見せかけるために作ったという説のほうが真実味があるようです。
ちなみに、このような餌砲は澎湖(ポンフー)の南側にもあるのですが、そちらは林の中に埋もれているので用意に近づくことはできません。
ここでは、未だに当時の面影を残す日本軍による建造物を見ながら、かつては戦争があったのだということに思いを巡らせていただければと思います。
餌砲についてもっと知りたい方は、下記の記事をご覧ください!
[nlink url=”https://lovepeng.hu/xiyu-erpao/”]
楽しみ方:展望台の上まで行って餌砲の全容を見ましょう。
ベストポジション:展望体の途中辺りからきれいに撮影できます。
清〜日本軍〜国民党軍〜現在までの歴史を刻む戦跡「西嶼西台」(2020年は停車しません)
その後に向かうのは、なんと1889年に建築された巨大な戦跡「西嶼西台(シーユーシータイ)」です。
澎湖(ポンフー)は地理的優位性から有史以来、様々な国の驚異にされされてきました。そして、1883年に勃発したフランスとの戦争の際に澎湖の重要性を改めて認識したことから数多くの軍事施設が建造されました。その中でも特に大規模な砲台がこの西嶼西台です。
砲台は澎湖の各所に残されていますが、公開されている戦跡のなかでは最大規模かつ唯一大砲が置かれたままになっているため迫力満点です。
この施設は、建築後に清〜日本軍〜国民党軍と3世代に渡って活用され、1983年に国定古蹟(日本の重要文化財に相当)に指定されました。
なお、入場料がかかりますが…
また、澎湖の戦争に関するパネルが展示されている資料館もあり、お土産屋さんもあります。
楽しみ方:まずは施設内の資料で澎湖の戦争に関する歴史を学び、その後西嶼西台へ入場。洞窟のような施設に入ってみた後、階段で上へ行って大砲を間近で見る。
ベストポジション:大砲のすぐ近く。一番奥の壁の上の真ん中から施設に振り向くと全景を写せます。
おまけ
台湾好行もオススメですが、ラブポンフーのガイドツアーもオススメです! 今回ご紹介したスポットはもちろんのこと、他にもとっておきの場所にご案内します。
ローカルガイドならではの解説や世間話もラブポンフーならではの面白さ。バスツアーでは物足りない! という方は、下記ページから詳細をご覧のうえ、お問い合わせください。
[nlink url=”https://lovepeng.hu/guide/” excerpt=”澎湖(ポンフー)をバッチリ楽しみたい! 行きたいところに行って、自由に観光したい! そんな方にオススメの個人ガイドツアーです。”]