野生の風茹茶

野生の風茹茶を自分で煮て飲んでみたら、超美味しかった!

[et_pb_section bb_built=”1″][et_pb_row][et_pb_column type=”4_4″][et_pb_text]

澎湖(ポンフー)の名産の一つに「風茹茶」というハーブティーがあります。澎湖に自生しているキク科のハーブで、日本名は「セリバセンダングサ」と言います。

澎湖の人は昔から自家用に摘んで飲んでいたのですが、義守大学という台湾の有名私立大学によって抗がん作用などがあることが発見されて以来、風茹茶は、より人気のあるお土産になりました。

お土産としてたくさん売れるということが分かれば、野生のものを収穫するだけでなく自分で栽培してしまおうという人が現れるのも自然な流れ。現在は野生の風茹茶以外にも栽培された風茹茶が市場に出回っています。

とはいえ、味はやはり野生の方が良いということもあり、野生の風茹茶の場合は「野生風茹茶」と書かれていることが多いです。ちなみに野生の風茹茶の中でも開花後の風茹茶が一番香りがあって美味しいんだそうですよ。

野生の風茹茶をゲット

風茹茶の季節は春から夏にかけてなので、今はすでに季節外れになっていますが、踏涼傘の兄弟子にたまたま会った時に「風茹茶」欲しいんだ〜と伝えたら、わざわざ自分の家の庭にある風茹を収穫して、その上乾燥までしてく譲ってくれました。

風茹茶の正しい淹れ方まで丁寧に教わってしまいました。澎湖の人ってやっぱり優しい!

ということで早速、自分で風茹茶を作ってみたので、今回は野生の風茹茶の美味しい淹れ方をご紹介します。

まずもらった風茹茶、なかなかたくさんありました。この写真はもらったものを3分割にしたもの。

野生の風茹茶を自分で煮て飲んでみたら、超美味しかった!

こんなに必要なの!? と思いましたが、よく考えたらお店で売られている風茹茶は圧縮されているわけで、圧縮されていなかったらこれくらいの量で当然ですよね。

1、電気鍋に風茹と水をたっぷり入れる

野生の風茹茶を自分で煮て飲んでみたら、超美味しかった!

電気鍋にたくさん風茹を入れ、水を風茹と同じかそれより少し高いところまで入れます。適当です。

2、電気鍋で煮る。

野生の風茹茶を自分で煮て飲んでみたら、超美味しかった!

時間は不明ですがしっかり色が変われば良いと思われます。ところで電気鍋は日本ではあまり馴染みのない家電だと思いますが、台湾では一家に一台必ずあります。

中身は水を入れる大きい鍋と、温めたいものを入れる小さい鍋の二重構造になっており、小さい鍋にお米を入れればお米を炊くこともできます。ただし、お味は…日本の炊飯器にはとても敵いません。

3、1煎目のお茶は全部捨ててしまう

わー、もったいない! と思いましたが、2番目の煮汁も超濃くって薬みたいな味だったので最初の煮汁は捨てるのが正解でしょう。

4、2煎目のお茶は飲めるので他の鍋に入れて取っておく

野生の風茹茶を自分で煮て飲んでみたら、超美味しかった!

これをあと2回繰り返して3回分のお茶を作ります。念のため本当に3回煎じることができるのか確認したら「1回しかやらないなんてもったいないよ〜。」と言われました。というか3回やってかき混ぜないと味が濃すぎて美味しくなかったです。

5、3回分のお茶を全部一緒にして、かき混ぜて出来上がり

野生の風茹茶を自分で煮て飲んでみたら、超美味しかった!

そして最後に全てのお茶を一緒にして出来上がりです。2煎目のお茶があまりにも渋くてクスリみたいな味だったのですが(もともと漢方だから当たり前か?)、全部を混ぜたらいい感じの味になりました。

これが飲んでみると実に美味しい! 今まで外で飲んだ風茹茶はそこまで美味しいとは思わなかったのですが、やっぱり自家製だと味が全然違いますね。

澎湖にいらっしゃったら、ぜひお試しください

時間がけっこうかかるので大変ですが、カフェインもありませんし健康にもいいということですから、来年はたくさん収穫して麦茶がわりにできたらいいなと思っています。

なお、風茹茶に砂糖を入れるともっと香りが良くなるということですが、個人的には砂糖入りより砂糖なしの方が好きです。

澎湖のレストランやおみやげ屋さんではほぼ確実に「風茹茶」が売られています。ハーブティーなので少々クセがありますが、好きな人は好きな味です。試飲ができることもあるので、澎湖で「風茹茶」という字を見かけたらぜひお試しください。

[/et_pb_text][/et_pb_column][/et_pb_row][/et_pb_section]

お気に入り