2019年・澎湖海上花火大会が開幕!
10月から半年間続いた静かな澎湖(ポンフー)が一変するのは4月のことです。だんだんと気温が暖かくなり、冬の間ずっと吹いていた季節風が穏やかになり、お出かけにぴったりな陽気が戻ったころ、馬公市内はだんだんと賑やかになっていきます。
そして、夏の訪れを告げるのが、澎湖海上花火大会です! 2019年の今年もお天気に恵まれ、無事に2ヶ月続くロングラン花火大会の火蓋が切って落とされました。
澎湖の海上花火大会では、打ち上げ時間は10分間(オープニングとフィナーレは15分間)と短いのですが、花火の打ち上げの2時間前ほどから豪華ゲストや地元のグループによるパフォーマンスが行われ、会場内外には多数の露店が軒を連ねます。
なお、今年のオープニングゲストは、実力は歌手の彭佳慧(ジュリア・パン)さんでした! テレビをほとんど見ないルルさんでも知っているのだから、台湾人なら誰でも知っているに違いない。と思っていたら、ぼくでも知っている曲「大齢女子」を歌ってくれました。あー、この歌の人か! と納得。
花火大会の会場「観音亭海浜公園」と、そのすぐ近くにある「史蹟公園」には多くの観光客が詰めかけ、ご覧の通り大盛況。今年は昨年より出店数が多く、また台湾お得意の「文創」つまりハンドクラフトのお店も多く、見ているだけでも楽しい内容となっていました。
屋台のグルメももちろんですが、このように手作り作家がたくさんの人に自分の作品をPRできる場があるというのは良いことですね。
また、パフォーマンスステージの前にはこのような設備があり、定期的に音楽とともに水によるショーが行われていました。ぱっと見ただけでは分からないのですが、上から落ちてくる水が、様々な模様になったり、更には「澎湖」と「PENGHU」の文字も作り出すんですよ! すごくないですか? たぶんすごい技術なのですが、ちょっと地味かも?
そして、花火打ち上げの10秒前からカウントダウンが始まり、ついに澎湖の夏が始まりましたよー!
ちなみに今年は、ただ単に花火を打ち上げるだけではないんです! なんと! 200台ものドローンを使ったショーがあるんです! いったいどんなのだろう?
花火の打ち上げが一時停まり、おだやかな音楽に会場が包まれると、遠方から規則正しくドローンが登場! そして…
なにやら一所懸命に形をつくっています。
おおー! 会場から歓声が! ドローンはいろいろな形に姿を変え、観客をどよめかせます。
ん、こちらは?
おおー! 大空に「澎湖」の2文字が! しかも明朝体!
他にも澎湖のランドマークを形どった模様がたくさん現れては消えました。これまた地味だけど、こんなの初めて見た! これからどんどん進化していくんだろうなあー。他の模様はぜひご自身の目でお確かめくださいね。
ウソか本当かは分かりませんが、このドローンショー、業者が無料で提供してくれているらしいですよ。すごいな! あと常に真ん中で赤く光っているのは故障ではなくて、すべてのドローンの司令塔役なんだとか。
なお、今年はドローンの誤作動を防止するために会場での他のドローン使用は全面禁止となっておりますのでご注意を!
花火大会は、6月27日まで毎週月・木に21時から観音亭海浜公園で開催されます。詳しくは下記の記事をご覧くださいね。
2019年の澎湖(ポンフー)海上花火節について