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澎湖(ポンフー)に季節外れの台風がやって来た

澎湖(ポンフー)に季節外れの台風がやって来た

中秋節が過ぎて東北の季節風が吹きはじめ、やっと涼しくなった〜と思っていたら季節外れの台風がやってきました。台湾の方では大雨で大変なことになっているようですが、ここ澎湖は標高3000m級の山々が連なる中央山脈の陰になっているおかげなのでしょうか、台風が台湾を襲っても雨は少なく風だけが吹いているということがよくあります。今回も風だけは強いのですが雨は今のところまあまあといったところです。

風で畑がめちゃくちゃに…

ただ、今回の風は今年で一番ひどいと思います。昨夜は外で鍋のようなものがカラカラと耳に突き刺さるような金属音を一晩中立てていたせいでよく寝付けませんでした。昼頃に畑に行ってみるとこれまでの台風ではなんともなかったキュウリ棚が惨めな姿になって倒れていました。

今の時期は苗を植え付けはじめたばかりのため、どの野菜も背が低く柔らかいので被害はあまり有りませんでしたが、それでもミニトマトの苗1つが真ん中で折れてしまっていました。下の方は無事なので復活してくれればいいのですが…。

漁業用のネットでべたがけにしていたイモの葉っぱは無事でした。さすが南西諸島で台風対策に利用されている方法ですね。ネットをイモの葉っぱに被せるだけなのですがその効果は抜群です。これを利用すれば風の強い冬の間もイモを育てられるかもしれません。

澎湖の空が広いのは台風のおかげ

澎湖は平べったい島なので台風がやってくると四方八方からめちゃくちゃに風が吹いてきます。冬の季節風は一定の方向から吹いてくるのですが、台風となると手がつけられません。とはいえ、今回のように台湾の陰に隠れているおかげで大損害をもたらすような台風は台湾と比べると少ないのですが、1986年には澎湖中が停電するような大損害を被ったことがあったそうです。

敏感な方は澎湖に来てすぐに気づくかもしれませんが、街中にはほとんど電線は有りません。すべて地下化しているんですね。ぼくが初めて澎湖にやって来た時、空が随分と広いなと感じたのですが、それは高層ビルがないだけでなく、電線がないことからなのだとに気づいたのは、その1986年の台風の話を聞いてからのことでした。

電線を地下化することによって景観がよくなり、さらには台風の際の断線トラブルもなくなりました。鹿児島市も電線を地下化しているので街並みがスッキリしていて気持ちいですよね。

清潔だけどアジアンテイストが漂う澎湖

台湾のような東南アジアでは電線が空を覆い尽くしているというのはよくある風景なのですが、澎湖ではそんな風景にはなかなかお目にかかれません。公衆トイレもしっかりと手入れされていて清潔ですし、ホームレスもいません。ゴミも(冬の間は風で飛ばされるからというのもありますが・苦笑)台湾の他の街と比べると圧倒的に少ないです。

その一方で台湾らしさが台湾よりも残っている澎湖という場所は、実に魅力的な場所ではないかと改めて思います。アジアっぽい雰囲気を味わいたいけれど、汚いところは嫌だという日本人旅行者にとっては特に。

なんで澎湖には「東北季節風公休が無いんだ!」

まだ台風は過ぎ去っていないようで、時々小ぶりの雨が屋根を叩きつけるようになって来ました。こんな天気の時は外出は危険なので家に引きこもっているのが一番です。そういえば、台湾には「台湾公休」というものがあります。これは台風が来ている時に政府が会社や学校を強制的に休みにするというものです。台湾の台風は命に関わる自然災害を引き起こすので、国民の安全のために休みの日を設けるというわけです。

▲冬の間は風のせいで写真を撮ろうとすると髪がボッサボサになる

ところが、澎湖は冬になると強烈な季節風に襲われ、強い時は中型の台風並みの突風が吹くことも。だから澎湖の人の間でよく言われるジョークに「なんで澎湖には東北季節風公休が無いんだ!」なんてものがあります。毎日のことなので慣れてしまえばどうってことは無いのですが、慣れていない人がバイクに乗って遠出をするとハンドルを取られかねないので、冬に澎湖にお越しになる方は十分お気をつけてくださいね。

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