今年のビールはいつもより美味しいかも?

今年のビールはいつもより美味しいかも?

ここのところ寒波の影響で最低気温は11度、暖房のない我が家の室温は15度と、冷え込む日が続いています。

数字だけを見れば「台湾はそんなに暖かいのか」と思われるかもしれませんが、ふだんは20度くらいあるわけですから、この程度でも十分ガクブルものです。

挙句には数年ぶりに熱を出すなど、まさしくザ・冬と言った今日この頃。

台湾に来てから一番の冷え込みなんじゃないかとぼんやり考えていたら、事実ここ澎湖(ポンフー)では66年ぶりの寒さなんだとか。

台湾に来てから初めてどころか、半世紀以上ぶりの寒さだったとは驚きました。

ところが、寒いなら寒いで嬉しいこともあるものです。

それは、自家醸造ビールの一次発酵を最適温で行えることです。

酵母によって適温は異なりますが、だいたい水温20度前後が理想です。

室温が15度くらいだと、ビールの温度が18〜20度くらいになるため、まさに理想の発酵環境がそろうというわけです。

ちなみに例年は24度前後くらいになることが多く、問題はないと言えばないのですが、それでも時期を外すと温度が上がりすぎるリスクがあるので油断ができませんでした。

そう考えてみると、一年のうち4ヶ月くらいは20度前後の気温をキープしていて、さらに昼夜の寒暖差もほとんどない澎湖はビールの醸造にぴったりの場所と言えるのかもしれません。

そりゃまあ、年間を通じて気温20度前後の常春の国と比べたら別ですけどね。

ただ、涼しいのでビールをあまり飲まなくなる上に、割と暇な冬の間に仕込み、夏にそれを消費するというリズムは気に入っています。

でもね、今年はちょっと寒すぎます。ビールの温度も17度になっちゃってるし。

暖かいなら暖かいでビールがまずくなるから困るんですけどね。

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