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泳げ! ウミガメくん!

泳げ! ウミガメくん!

2017年10月12日、保護されたウミガメの放流があると聞きつけたので、ウミガメが野生に返っていく様子を見学しに「嵵裡」ビーチまで行って来ました。嵵裡ビーチは澎湖本島の南側にある比較的小さいですがキレイなビーチです。

澎湖(ポンフー)は台湾にある数少ないウミガメの産卵地として有名で、特に南側にある離島「望安」には多くのウミガメが産卵に訪れます。望安にはウミガメの産卵保護地区が6ヶ所あり、ウミガメのことを学べる立派なセンター「望安綠蠵龜觀光保育中心」もあります。

保護地区が制定されたのは1995年のことですが、望安には清の時代(今から100年前!)に建てられたウミガメ保護のための碑があるくらい、ウミガメ保護の歴史が長い島です。100年前からウミガメを保護してきたということは、もしかしたら世界で最初に野生動物の保護という観念を公的に打ち出した場所ということかもしれません。

そんな歴史もあってか、澎湖では熱心にウミガメの保護活動に取り組んでおり、傷ついたウミガメの保護と放流を1996年から続けています。少し古いデータなのですが、2014年までに34回、合計156匹のウミガメを放流しています。

今回は合計で9匹のウミガメの放流でした。うち6匹は卵から自力で出ることができなかったウミガメを保護し2年間育てたもので、30cmの大きさに成長していました。他の3匹はケガをしていたところを保護されたそうです。

今年は嵵裡ビーチでもウミガメの産卵が目撃されたとのことなので、今日放流されたウミガメ達が安心して産卵に帰って来られる海になるよう、海を汚染しない暮らしを心がけたいです。

記念すべきイベントということで、嵵裡ビーチには大勢の見物客が集まっており、近隣の小学校や中学校からも生徒がバスに乗ってやってきました。また、現職県知事の陳光復氏や交通部觀光局澎湖國家風景區管理處の方處長もいらっしゃいました。

浜には大勢の見物人が来ていました

簡単な挨拶をする現職県知事

さて、関係者による挨拶のあと、ついにウミガメが放流されます。ウミガメはオレンジ色や青色の容器に入れて毛布に包まれてやってきました。

カゴの中をのぞいてみると、もうすでに顔を出して足(ヒレ?)をバタバタと動かしていました。意外と大きい!

飼育員がウミガメを外に出すと迷うことなく海に向かって行きました。

ヨチヨチと右に左に揺れて一所懸命に海を目指します。この動きが一所懸命で可愛いんです。

短い距離を懸命に進みます。

すると、それに応えるように波がウミガメを覆い隠し、大海原へと連れて行ってくれました。

隣のウミガメの様子を見るとちょうど放流されたところでした。

たくさんの見物人を物ともせず海に向かって行きます。

結構大きい。

こちらもヨチヨチ歩いて海へダイブ!

大海原へ帰って行きました。

感動した! でも写真では伝えられない! これは実際に見ていただきたいです! 野生の本能のままに海へ向かって行った9匹のウミガメ達。無事に大きくなってまた帰ってこいよ〜!!

ウミガメは自分が生まれた浜に戻って産卵をする習性がありますから、このウミガメ達はきっと大きくなったらまた戻って来てくれることでしょう(戻るのはメスだけだと思うけど)。彼女たちが安心して戻って来れる浜を作るのは、この土地を借りて暮らしている私たち人間の使命ですよね!

ちなみにウミガメの産卵の時期は5月から10月です。澎湖に来た時に運が良ければ産卵シーンや誕生シーンが見られるかもしれませんね。この自然を、これからも守って行きましょー!

泳げ! ウミガメくん! | ラブ ポンフー