澎湖のランタンフェスティバルの定番?ミニチュアの米亀を作ったよ

台湾のランタンフェスティバルといえば、各都市が毎年持ち回りで開催する「台湾燈會」が有名ですよね。

その他、天灯をいっせいに空に上げる平渓のランタンフェスティバルも人気があります。

ランタンフェスティバルが夜間に行われる伝統行事であることは共通ですが、地域によってお祝いの仕方は様々です。

そして、ここ澎湖(ポンフー)には「乞龜(チーグエ)」という文化があります。

乞龜を簡単に説明すると、米袋を積み上げてウミガメを作り、ポエ占いでそのウミガメの持ち主を決めます。翌年、ウミガメをもらった人は米の量を増やしてお寺に返すというものです。

元々はお餅でウミガメを作っていたのですが、1999年に「天后宮」というお寺で米袋を積んで作った「米亀(ミーグエ)」が登場したのをキッカケにほぼ全てのお寺で米亀が作られるようになりました。

澎湖のランタンフェスティバルの定番?ミニチュアの米亀を作ったよ
澎湖最大の米亀は、なななんと10トンもの重さがある!

現在は米だけではなく、その地域の特産品を使った「ソーメン亀」や「キャベツ亀」など個性豊かなウミガメが登場するようになりました。

ランタンフェスティバルの期間中は、各寺院を回ってユニークなウミガメを見たり、屋台で買い物をしたり、くじ引きやナゾナゾに参加したりするのが、澎湖のランタンフェスティバルの楽しみ方です。

通常の米亀はお寺で祀るのでとっても大きいのですが、家庭でも飾れるミニチュアサイズの米亀もあります。

今回は、そんなミニチュアサイズの米亀作りをしてきました!

イベントの参加費は無料ですし、自分で作った米亀は持ち帰れることもあって大人気。定員の30人には募集開始後にすぐ埋まってしまったようです。

講師は、澎湖では米亀作りの名人として有名な一中さん。ちなみにガイド協会の理事なので個人的にもお世話になってる方です。澎湖の人っていろんな肩書を持ってますよね〜。

実際の米亀作りと同様の手順を踏んで作って行きますが、米袋はジップロックを使って自分で準備します。

まずは亀の頭を作って1段目の米袋を積みます。

2段目も同様ですが、3段目は亀の甲羅の形を意識してちょっとずらして積んでいきます。

そして手足をつけると、亀になった! これは完全にウミガメそのものだ!

さらに赤いテープで甲羅の模様を作ると一気にそれっぽくなりましたよ。

最後に飾りをつけて出来上がり!

しかし、問題が…。

結構大きい!

しかも、2人とも作ったから2つもある!

とはいえせっかく作ったものを家に置かないのも何なので、1つはゲストハウス「起点旅行」に飾りました〜。

拝拝(バイバイ/お参り)するといいことがあるかもしれません。

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