澎湖(ポンフー)名物「花生」の収穫も間近か?

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澎湖(ポンフー)本島の東側に「南寮(ナンリャオ)」という村があります。南寮は澎湖のなかでも特に地域活性化に力を入れている村の一つで、農業が盛んな地域でもあります。以前ご紹介した農耕牛が現役で活躍しているのも南寮です。

ぼく達は西衛(シーウェイ)で畑を借りていますが、南寮でも畑を借りています。西衛と南寮は土の性質が驚くほど違うので、作物によって使い分けることにしているんです。

澎湖(ポンフー)名物の落花生は澎湖の気候にピッタリ

澎湖(ポンフー)名物「花生」の収穫も間近か?

ところが、南寮で畑を借りたのはいいものの、西衛と比べるとだいぶ距離があるのでなかなか行くことができません。でも実は畑に行く機会が少なくなるであろうことは最初から予想済み。なので、南寮の畑にはスイカとメロンと、それから手入れがほとんどいらない「花生(ホワーセン)」つまり落花生を植えていました。落花生は澎湖の名物なのでとっても美味しくできるし、しかも水やりがほとんど必要ないので、できるだけ楽をしようと思っていた僕たちにはピッタリでした(笑)

冬場はまったくと言っていいほど雨の降らなかった澎湖ですが、暖かくなってからは週に何回か雨が降るようになりました。ところが、毎回毎回「今日も雨降ったから南寮の畑は行かなくっていいか」なんていう風に過ごしていると、畑の持ち主のおばちゃんから「全然畑に来ていないけど、野菜はいらないのか?」と突然の連絡が。聞いてみると「落花生は育っているけれど、スイカとメロンは全然ダメだ」と言うではありませんか。一度見に来なさいと言われたので、久しぶりに畑の様子を見に行って来ました。

スイカとメロンは小さいままだけど、落花生は放っておくだけで元気に育っています!

澎湖(ポンフー)名物「花生」の収穫も間近か?

すると、スイカもメロンも全然育っていないではありませんか! 西衛のスイカはぐんぐんツルを伸ばしているのですが、南寮のスイカはちっとも育っていません。聞いてみるとスイカとメロンって水分必要なんですね…。もともと砂漠の植物だから水分なんて要らないと思ってました。

澎湖(ポンフー)名物「花生」の収穫も間近か?

ちなみに落花生は元気で、もう花が咲いているものも。花が咲いた後、1ヶ月くらいすると収穫の時期なんだそう。落花生は植え付けの後数日だけ水やりするだけで育つんですね! ちょっと気が早いですが、来年はもっと規模を広げて育てたいと思います。

澎湖での農業の特色は?

澎湖(ポンフー)名物「花生」の収穫も間近か?

澎湖で野菜がたくさん育つのは、旧暦の7月から8月を過ぎた頃から旧暦のお正月くらいまでのようです。夏は暑すぎるため野菜が育たず野菜不足になるそう。台風が来れば少しだけ育った野菜もなくなってしまいますし、実際昨年2016年はそんな感じで台湾全体で野菜の価格が高騰しました。

ところが冬は冬で強い季節風が吹くため、菜宅(ツァイザイ)と呼ばれるサンゴ礁や玄武岩でできた壁のなかで育てなければなりません。それでも風以外の条件は夏よりいいのでいろんな種類の野菜ができるため、昔は冬に収穫した野菜を冬のうちに乾燥させて保存食にしていたんですね。そうして作られた乾燥野菜を使った料理は澎湖の特産品になっています。

また、野菜の植え付けの時期は主に旧正月の時期と、旧暦7〜8月のよう。今は植えられるものが少ないのですが、空芯菜や八宝菜は今が植え付けの時期らしいので、早速タネを準備しました。夏の間は空芯菜食べ放題になるといいな!

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