その水は、海水からできている
台湾の水道水が生では飲めないというのは、海外に行ったことがある方はすぐに分かると思います。
が、生で飲めないというのは、沸騰して殺菌すれば飲めるということなんですよね。
ところが、澎湖(ポンフー)の水の場合はそうはいきません。
なにしろ澎湖の水道水のほとんどは海水を淡水化しているものなので、しょっぱいんです。しょっぱいっていうか、なんか、まあ、あんまり美味しくないです。
引越し初日にそのことを知らずにお茶を入れたら変な味がしたので、おいしくないというのはエアレビューではなくれっきとした経験談です。
それでは、飲み水はどのようにしているのかというと、澎湖の至るところにあるガソリンスタンドならぬウォータースタンドで買っています。
そのために、ほとんどの家庭にはポリタンクがあって水は外まで買いに行くのが一般的です。
もちろん、家庭用のウォーターサーバーを置いているお宅や、良い浄水器を取り付けているお宅もあります。
最初に戸惑ったのは何かというと、お値段でした。
安いのは10リットルで5元なのですが、高いのだと10リットルで15元もします。
実に3倍です。毎日口にするものだと考えると、3倍の差は大きいと思いませんか?
それとやっぱり水を運ぶのが大変です。夫婦2人でも夏はあっという間になくなってしまうので毎回20リットル買っています。
これを数日おきに運ばないとならないので、お年寄りや女性だけの家庭だと大変でしょうね。
引っ越したら良い浄水器を付けたいと切に思うこの頃です。
そんなわけで、澎湖に来たら決して水道水は飲まずに、ウォーターサーバーの水かミネラルウォーターを購入して飲んでください。
ウォーターサーバーは主要な観光地のビジターセンターには必ずあります。プラごみ削減のためにも、ぜひウォーターサーバーを活用してくださいね。
なお、我が家では間をとって10リットル10元のお水を飲んでいます。これを「松竹梅の法則」とか「ゴルディロックス効果」と言い、たいていの場合は、真ん中の値段が一番お店側に美味しい値段設定になっているそうです。