本当の地元民は道の名前を知らない
今年落成した澎湖(ポンフー)の県立体育館に行ってきました。問い合わせてみたところ、毎日21時までやっているようなので、これは風の強い季節にクロスミントン(バドミントンとテニスの合いの子のやうなスポーツです)を夫婦でやるのにちょうどいいと思いまして。
ただ、問題はどこにあるのか分からない。
地元のニュースでは事あるごとに報道されるのですが、肝心の正式名称と住所が書かれていないのです。
苦労して公式サイトを見つけるも、やはり場所は書かれていません。公式サイトに書かれていた正式名称でGoogleマップ検索しても出てこず。これで一体どうやって利用しろというのでしょう。
実は、ここ澎湖では万事がこのような調子でして、何がどこにあるのかは誰もが知っているのが前提で物事が進みます。
例えば、話題のお店について場所を訊くとしましょう。多くの場合、「そのお店の場所は他の◯◯というお店の近くだ」と言われます。
で、今度はその店の場所が分からないから道の名前を教えて欲しいと言うと、「分からない」と言われます。
そう、澎湖の人は道の名前を覚えずにランドマークで道を覚えているのです。
だからぼくも当然道の名前などは知らず、ランドマークで覚えることになります。
するとたまに観光客に「◯◯路はどこ?」と訊かれても答えられないわけです。
で、今度は「あんた地元の人じゃないの?」と言われるのですが、ぼくとしては「地元の人だから知らないんだよ」という気持ちなわけです。まあ地元の人でもないんですけどね。
あ、もちろん民宿の近くの主要な道の名前は覚えてますよ。仕事ですから。
とりあえず今回はニュースの断片から県立図書館の前がそれ、と検討を付けて無事に県立体育館を発見しました。
でも発見したのは良いんですが、思ったより小さくて、利用には団体での事前予約が必要だと分かりガッカリしました。
ただ、卓球台など一部の施設は予約なしでも利用できるようなので、この冬は卓球でも始めようかと考えてます。
てなわけで、澎湖で道に迷ったら余計に迷うリスクがあるのですが、たいていの人は優しいので目的地まで案内してくれるはずですよ。