川味凉麺(四川風冷やし中華)

辛い!美味い!止まらない!澎湖(ポンフー)の四川料理レストラン「兩個番茄農場」

今回ご紹介するのは、おそらく澎湖(ポンフー)で唯一、本格的な四川料理が食べられるレストラン「兩個番茄農場(リャンゴ ファンチエ ノンチャン|Liǎng gè fānqié nóngchǎng)」です。

四川料理といえば麻婆豆腐などの辛〜い料理が定番ですよね。

兩個番茄農場のシェフは、かつて四川省に属していた重慶市の方なので、こちらのレストランなら澎湖の観光を楽しみながら、本格的な四川料理を味わえますよ。

マングローブ林のほとりの小洒落たレストラン

辛い!美味い!止まらない!澎湖(ポンフー)の四川料理レストラン「兩個番茄農場」

やってきたのは、馬公市街地から車で20分ほどの「青螺(チンルオ|Qīng luó)」という村です。

澎湖(ポンフー)のレストランは、ほとんどが馬公市街地に集中しているため、青螺のある「湖西(フーシー)」エリアのレストランはかなり数が限られています。

あってもほとんどが地元の人向けの大衆食堂なので、あまり台湾旅行に慣れていない人には敷居が高いでしょう。

そんな中でも兩個番茄農場は、おしゃれな雰囲気で日本人でも入りやすいお店なので、ラブポンフー的にも安心してオススメできるレストランです。

しかも、火曜日の定休日以外は、ランチもディナーもオープンしているので、この辺を観光していてご飯が食べたくなったら便利なレストランですね。

ちなみに青螺はマングローブ林があることで有名です。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

[nlink url=”https://lovepeng.hu/qingluo/”]

このマングローブ林がある湿地の目の前にあるのが、隠れ家的四川料理レストラン「兩個番茄農場」です。

辛い!美味い!止まらない!澎湖(ポンフー)の四川料理レストラン「兩個番茄農場」

名前に「農場」と付いているのは、実は農場がメインの仕事でレストランはあくまでも副業だからです。

とは言え、味も良いし、いつ行ってもお客さんがたくさんいるので副業には見えませんが?

メインの通りにあるのですが、分かりにくいので初めて行く人は高確率で通り過ぎます。しっかりGoogleマップの案内を見て行きましょう。

辛い!美味い!止まらない!澎湖(ポンフー)の四川料理レストラン「兩個番茄農場」
目印は2つ並んだトマト(兩個番茄)

兩個番茄農場のメニュー

メニューはこんな感じです。多分、よく分からないですよね?

辛い!美味い!止まらない!澎湖(ポンフー)の四川料理レストラン「兩個番茄農場」

なのでとりあえずぼくらが食べたメニューを紹介します。また今度行って違う料理を試したら更新しますね?

紅油抄手(四川風ワンタンスープ)

辛い!美味い!止まらない!澎湖(ポンフー)の四川料理レストラン「兩個番茄農場」

紅油抄手は台湾では普通はスープなしのワンタンの場合が多いのですが、こちらでは辛いスープにワンタンが入っています。

このスープが絶妙な味なんです! 辛いのに、美味しい、止まらない…。

ぼくは辛いのが苦手なのですが、辛いにもいろいろな種類があるんだなあと思いました。

ここの辛さは暴力的な辛さではなく、その奥にクセになる味わいがあります。

川味凉麺(四川風冷やし中華)

辛い!美味い!止まらない!澎湖(ポンフー)の四川料理レストラン「兩個番茄農場」

凉麺とは日本で言う冷やし中華のことです。

台湾ではゴマダレが一般的なのですが、川味凉麺の場合は「花椒」という山椒に似ている香辛料をふんだんに使った醤油ベースの冷やし中華です。

台湾で凉麺を食べる時は、しっかり麺とタレを混ぜるのがポイントです。そして大体服に跳ねます笑

紅油抄手のスープの中にもピーナッツが入っているのですが、こちらの川味凉麺にもたっぷり入っています。

柔らかい麺の食感に急にカリカリしたピーナッツが入ってくるのがおいしかったです。

夫妻肺片(牛肉と胃の冷製煮込み)

辛い!美味い!止まらない!澎湖(ポンフー)の四川料理レストラン「兩個番茄農場」

これ、変な名前ですよね。でも料理は普通なので安心してください。

牛肉と牛の胃を煮込んだ料理です。が、冷製なので暑い夏にも美味しく食べられます!

こちらもこのお店の花椒を使った特製ラー油で味付けしてあるので、刺激的です。

たぶん、味付けは紅油抄手と同じかな〜。注意点としては、辛いスープを怖がって肉だけ口に入れないようにすることです。

何せ、この辛いスープと一緒に食べるのが美味しいのですから!

辛さは調整可能なので日本人は「微辣(ウェイラー)」にしましょう

なお、このお店の辛さは調整可能ですのでご安心を。ただ、辛さの基準が四川省なので、日本や台湾と同じ感覚で注文すると後悔します?

辛さレベルの一番下の「微辣(ウェイラー)」でも十分辛いので、よっぽど辛いのを食べ慣れていない方以外は強がらずに「微辣」にしておきましょう。

ちなみに「辛いのなし」にもできます。その場合は「不辣(ブラー)」です。なので、お子様でも安心して食べられますよ。実際、このお店に来られるのは家族づれが多い気がします。

注文するときに必ず、辛さレベルも一緒に伝えましょう。

台湾での一般的な辛さレベルの言い方

  • 不辣(ブラー):辛いのなし
  • 微辣(ウェイラー):ちょっと辛め【日本の辛口に相当】
  • 小辣(シャオラー):辛め【日本の激辛に相当】
  • 大辣(ダーラー):激辛【日本の激辛を超えるレベルに相当】

※「ラー」の部分の発音は下に下がる「ラー!」という感じ。

お土産に特製ラー油はいかが?

辛い!美味い!止まらない!澎湖(ポンフー)の四川料理レストラン「兩個番茄農場」

なんとこのレストラン、お店で使っている特製ラー油と特製パウダーも販売しています。

特製パウダーは1瓶100元、特製ラー油は1瓶200元です。ぼくらは前回迷って買わなかったのですが、今回また迷ったので特製ラー油の方を買いました。

2回以上欲しいと思った物だけを買うというのが我が家のルールです。

食後はマングローブ林のある池のほとりをお散歩

辛い!美味い!止まらない!澎湖(ポンフー)の四川料理レストラン「兩個番茄農場」

兩個番茄農場のある青螺(チンルオ)は風光明媚な村です。馬公市からも時間をかけて来ているでしょうから、食後は青螺のマングローブ林のある池を散策してはいかがでしょうか。

ちなみに正確には池ではなくて昔のトコブシ養殖場の跡なんですけど。

兩個番茄農場を出て道路を渡り、ちょっと左に行ったところに池のに向かう小道があります。

この道、気持ちいいですよ。奥まで行くと防波堤があって、そこを上がると海が広がっています。

あー、澎湖(ポンフー)の海、マジ綺麗…。

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