スマホが壊れた!澎湖(ポンフー)でも修理できる?
皆さん、ご存知でしたか? iPhoneって防水じゃないんですよ。あくまでも防滴なので、長い時間水に浸けていると故障するんだそうです。
夏の澎湖(ポンフー)といえばマリンスポーツなので、シュノーケリングする時も、サーフィンする時も、潮干狩りをする時も海パンの中に入れっぱなしにしていました。
当然、壊れました。
まあ、そこまでおっちょこちょいではないとしても、うっかり海に落としてしまったり、画面を割ってしまったりということは誰にでも起こりうることです。
そこで今回は、実際にiPhone XSを澎湖の修理業者で直してもらったので、その時の実体験をご紹介します。澎湖でスマホを修理せざるを得なくなった方はぜひ参考にしてください。
Appleの正規ストアはない
まず、澎湖にはAppleの正規店はありません。
そのため澎湖でiPhoneを修理した場合は、将来的にAppleでの修理を受け付けてもらえなくなったり、iOSのアップデートができなくなる可能性があります。もちろん、AppleCareも使えなくなります。
その代わり、パーツの在庫があれば即日でiPhoneを修理してもらうことができます。どちらを優先するか十分検討した上で修理店に持ち込んでくださいね。
さて今回の症状は、いわゆる「りんごループ」でした。これはiPhoneが再起動を繰り返して起動できない状態のことです。
ところが何回も繰り返しているうちに、起動はできるようになったのですが、タッチ操作を受け付けてくれません。
そこで澎湖にある修理業者に持ち込み、ディスプレイを交換してもらうことになったというわけです。
チェーン系の修理店は2社
スマホの修理業者自体は澎湖にも数多くあります。
ぼくが確認した中では、そのうち「Dr.O-J 手機維修」と「復原者手機現場維修」の2社がチェーン系の業者でした。探せばもっとあるかもしれません。
全く素性の分からない業者に頼むよりはチェーン系のお店の方が安心だろうと思い、2社共見積もりを依頼しました。
その際の修理費用はどちらも同じで次の通りでした。なお、Appleで修理する場合は18,000元です。
- Apple製でないディスプレイへの交換:4,000元
- Apple製のディスプレイへの交換:6000元。
Apple製でない方が安いのですが、修理後にiOSのアップデートができないリスクもあることや品質のことを考え、Apple製のディスプレイを選択しました。それでも正規店よりはるかにお安いです。
とは言え、まあまあのお値段ではありますが、これからまた数年使っていくのであれば安いものだ…と思ってました、その時は。
ちなみに修理を依頼したのは、お店が清潔で店員さんの愛想も良かった「Dr.O-J 手機維修」の方です。
残念ながらiPhone XSのディスプレイは在庫がなかったため、部品が届くまで数日待った後に修理が完了。
受け取りに行くとバッチリ操作できるようになっていました!
2度目の修理は無料でした
ところが自宅に持ち帰ってしばらくすると、なんということでしょう。またりんごループが始まってしまうではありませんか。
慌ててもう一度修理業者に持って行ったところFace IDが壊れているとのこと。どうやらFace IDはスピーカーの近くにあるため浸水しやすいようです。
Face IDのパーツを変更してしまうとFace ID自体が使えなくなってしまうため、故障した箇所だけを修理してもらうことに。
また数日待った結果、無事に使えるようになったうえ、追加の料金は無料という良心的な対応をしてくれ、大変満足しました。
以上の通り、iPhoneが浸水して壊れた場合の修理費用はiPhone XSの場合は6,000元でした。
そしてもちろん、澎湖でも問題なく修理することができました。店員さんの態度もとっても良かったです。困ったら「Dr.O-J 手機維修」に駆け込みましょう。
めでたしめでたし。
…と終わらせたかったのですが、数日経つと突然りんごループが再発…! 数時間繰り返すと元に戻るのですが、仕事で使うにはあまりにもリスクが高すぎます。
しかたなくiPhone XSの前まで使っていた初代iPhone SEをしばらく使うことにしました。
澎湖に住んでいる身としては、非正規店のメリットは【値段】ではなく【澎湖で直せる】という一点に尽きます。
澎湖に住んでいない方が非正規店を利用するメリットとしては、本当に一刻も早く修理したい場合と、値段を抑えたいという2点になりますが、今回のように結構バクチになるので覚悟しておきましょう。
以上、iPhoneを浸水させて壊したうえ、6,000元もかけたのにただの人柱になっただけというお話をお送りしました。