台湾で恵方巻きを作ってみた
スーパーに行ってみたら、2月3日は大晦日の前日ということでものすごい賑やかでした。この調子なら北辰市場(澎湖にある伝統市場の名前)は相当な賑わいだったことでしょう。ちなみにお正月の前後は北辰市場に赤い提灯が飾られるのでお正月気分が盛り上がります。
日本は節分ですよね! 節分といえば、豆まきと恵方巻き。子どもの頃は家族そろって家の中にも外にも豆を投げ、年の数の大豆を食べて一年の平安を願ったものです。よく考えると東京のど真ん中で道路に豆まくとか、今じゃ多分できないですよね?
ていうか、豆をまくとか年の数だけ豆食べるとか、恵方に向かって黙って太巻き食べるとか、謎の習慣すぎませんか?
でも、実は台湾にも幸運を呼ぶために黙るっていう風習はあります。旧暦6月6日にする「補運」がそれで、お寺でお祈りした後は一言も喋らずに家に帰らなければならないのです。
日本の文化の中には中華圏由来のものがたくさんありますから、恵方巻きを食べる時に黙るというのは、こうした外国文化を真似たのかもしれませんね。
さすがに道端に豆をまいていたら近所から気が狂ったのかと思われちゃうし、苦情も来そうなので豆まきはしません。
が、その代わりに恵方巻きを作りました。ちょうど岩手の海苔漁師からいただいた超高級な板海苔があったので、人生初の恵方巻き作りに挑戦。ただの太巻きですけど。
レシピはSiriに聞いたら一発で出してくれたこれにしました。分かりやすいし出来上がった恵方巻き美味しかったです。
具は適当に、だし巻き卵、キュウリ(今の時期は1本10元以上した)、ツナの3種にするつもりでしたが、麺筋(おいなりさんの皮だけを小さくしてちょっと丸めたようなもの。台湾で定番の缶詰食品)を追加したらかなりそれっぽい味になりました。
お手軽に恵方巻きっぽい味を出したい台湾の日本人の皆さん、ぜひお試しあれ。
で、黙って恵方巻き食べました。
今年もいいことありますように!