澎湖の人は病気になったらどうするの?
澎湖(ポンフー)には2つの公立病院があります。
1つは馬公市街地にある「澎湖医院」。そしてもう1つは市街地からは少し離れた場所にある「三軍総医院」です。
三軍総医院はその名の通り軍営なのですが一般の人も利用できます。そして澎湖の人は市街地にある澎湖医院より三軍総医院の方が好きです。
澎湖医院は日本時代に作られたので歴史はとても長いのですが、歴史が長い=設備が古いということもありますし、科が多いというのも三軍総医院に行く人が多い理由でもあるようです。
さて、澎湖には19の有人島があり、そのうち14は離島(橋でつながっていない島)です。
そんな島で急患が現れた場合や、澎湖では治療できない事態になったらどうなるのでしょうか?
そう、ドクターヘリの出番です。
また、急患ではないけれど、この2つの病院では治せないこともあります。
そんな時はどうなるのでしょうか?
なんと、台湾の病院に行くための交通費が政府から支給されます。
もちろん、この2つの公立病院以外にもクリニックがたくさんありますよ。
澎湖は県だとはいえ、このように不便なことが時々あるというわけですね。
ちなみに澎湖の病院は診察費が無料です。
もちろん、薬を処方してもらう場合は薬代が必要ですが、診察自体は無料です。
実際には診察だけでもお金を払うのですが、これは診察費ではなく、なんと「番号札」代。
ちなみにその番号札代は病院によって異なりますが日本円でだいたい100円ていど。
台北だとその10倍くらいかかるのでいかにお安いかが分かるでしょう。
病院以外でも澎湖はいろいろな離島手当があるので、福利厚生はけっこうしっかりしているし、税金も安かったりします。
離島ならではですね。